【修善寺の1日観光モデルコース】かの文豪も愛した名所を巡る

修善寺は伊豆最古の温泉街。空海ゆかりの「修禅寺」をはじめ、伊豆の小京都と呼ばれる由縁でもある「竹林の小怪」など、まるで昔にタイムスリップしたような趣のある風景が広がっています。今回はそんな修善寺の1日観光モデルコースをご紹介します。

アイキャッチ画像出典:flickr ume-y

修善寺ってどんなところ?

修善寺

撮影:筆者

海のイメージが強い伊豆ですが、修善寺は山に囲まれた温泉街。『日本百名湯』に選ばれており、夏目漱石をはじめ日本史に名を残す文豪たちが足しげく通った場所としても知られています。

 

今回は、そんな修善寺の1日観光モデルコースをご紹介します。

修善寺へのアクセス

修善寺

撮影:筆者
修善寺までは、電車・バスもしくは車でのアクセスが可能。バスの時刻表はこちら

<電車・バス>
東海道線・新幹線で『三島駅』乗り換え・伊豆箱根鉄道(約32分)で終点『修善寺駅』下車
『修善寺駅』からバス「修善寺温泉行き」で約8分、終点『修善寺温泉駅』下車

 

<車>
●東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから伊豆縦貫道、伊豆中央道(有料)、修善寺道路(有料)で約30分。
●東名沼津IC・新東名長泉沼津ICから国道1号線経由、国道136号線で下田方面へ約50分。(出典:伊豆市観光協会

修善寺の1日観光コース①日枝神社(ひえじんじゃ)

日枝神社

出典:PIXTA

バスの終点「修善寺温泉駅」から、徒歩1分の場所にある日枝神社(ひえじんじゃ)。細い参道を挟むように巨木が立ち、外界から閉ざされたような神秘的な雰囲気が漂っています。
日枝神社 拝殿

出典:PIXTA

日枝神社は、かつて鎌倉幕府を開いた源頼朝に謀反の疑いをかけられた源範頼(みなもと のりより)が自害したとされている場所。そんな悲しい背景もある一方で、現在は伊豆のパワースポットとして密かに注目されているのです。

 

それが写真左にある2本の杉。『子宝の杉』と呼ばれており、その名の通り参拝すると子宝に恵まれるといわれています。また境内には、県の天然記念物に指定されている樫(かし)の大木『一位樫(いちいがし)』があり、名前の『一位』にかけて受験の合格祈願に訪れる方もいるそうです。

基本情報

住所:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺
電話番号:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
アクセス:『修善寺温泉駅』バス停から徒歩1分
公式HPはこちら

修善寺の1日観光コース②修禅寺(しゅぜんじ)

修禅寺

撮影:筆者

続いては、修善寺観光で絶対に外せないスポット、修善寺温泉街の中心地に位置している修禅寺です。平安初期に空海(弘法大師)によって創建されたと言われており、鎌倉時代には、2代将軍頼家が幽閉・殺害された場所としても知られています。

 

こじんまりした小さなお寺で、手水舎の水が温泉なのも修善寺ならでは。周辺には足湯など楽しめるスポットも充実しています。

基本情報

住所:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺964
電話番号:0558-72-0053
アクセス:『修善寺温泉駅』バス停から徒歩5分(日枝神社から徒歩3分)
公式HPはこちら

修善寺の1日観光コース③独鈷の湯(とっこ)

独鈷の湯

出典:PIXTA

修禅寺のすぐ側にある独鈷(とっこ)の湯。温泉街の中心を流れる桂川の河畔に湧いており、「修善寺温泉発祥の湯」とされています。※現在は見学のみ可。入浴は不可。こちらも空海にまつわる伝説が残されています。

 

空海が修善寺を訪れた際に、桂川で病気の父親の身体を洗う少年に出会います。少年の孝行な心に胸を打たれた空海が、持っていた仏具(独鈷)で川の石を打ち、温泉を湧き出させました。その温泉に浸かった父親の病気は回復していったそうです。

基本情報

住所:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺
電話番号:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
公式HPはこちら
アクセス:

ランチにおすすめ!朴念仁 (ぼくねんじん)

海鮮に目が行きがちの伊豆ですが、実は「蕎麦」も有名なんですよ。

伊豆の蕎麦

出典:写真AC

火山の集合体でもある伊豆半島東部は、良質な水に恵まれた土地。さらに天城山の湧水も加え、水の質・量ともに安定しています。そのため蕎麦だけでなく、綺麗な水辺にしか育たない天然わさびも美味しいと評判です。

朴念仁 (ぼくねんじん)

撮影:筆者

修善寺にも蕎麦の名店がいくつもありますが、今回は竹林の小径のすぐ脇にある「朴念仁(ぼくねんじん)」をご紹介。古民家風の風情ある外観で、店内もお座敷の座卓・落ち着きのある空間で食事ができます。

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朴念仁(ぼくねんじん)では、石臼で自家製粉したそば粉を、つなぎを使わず水のみで打った「生粉(きこ)打ち十割そば」をいただけます。(そば粉8割、小麦粉などのつなぎ粉2割を加えて打つのが一般的)

 

他にも地元名物の生の桜えびをふんだんに使った天ぷらや、鴨南蛮そばも人気のようです。

基本情報

営業時間:11:00~15:00(売切れ仕舞い)
定休日:水曜日
住所:静岡県伊豆市修善寺町修善寺3451-40
電話番号:0558-73-0073
アクセス:駐車場有り

修善寺の1日観光コース④竹林の小径(ちくりんのこみち)

竹林の道

撮影:筆者

修善寺が「伊豆の小京都」とも呼ばれる由縁は、この竹林の小径といっても過言ではありません。

 

石畳の散策路を挟むようにして並んでいる竹は、空を覆っていまうほど高く伸びています。日没後にはライトアップもされるそうで、昼間とはまた違った幻想的な風景を楽しめますよ。
修善寺 橋

撮影:筆者

竹林の小径へは、先ほど紹介した独鈷(とっこ)の湯がある桂川にかかっている朱色の橋を渡る必要があります。橋は計5つあり、願いをかけながら渡ると恋が実ると言われています。

 

●渡月橋(とげつばし)
●虎渓橋(こけいばし)
●桂橋(かつらばし)
●楓橋(かえでばし)
●滝下橋(たきしたばし)
最後に、修禅寺へのお参りも忘れずに!

基本情報

住所:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺1031-1
電話番号:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
公式HPはこちら
アクセス:駐車場なし。最寄駅近くの有料駐車場を使用してください。

修善寺の1日観光コース⑤指月殿(しげつでん)

指月殿

出典:PIXTA

桂川を挟んで相対する鹿山の麓にある指月殿(しげつでん)。伊豆半島で最古の木造建築物と言われています。

 

鎌倉幕府を開いた源頼朝の正妻、北条政子の命によって造られたもの。のちに修禅寺で暗殺された頼家の冥福を祈って、修禅寺に寄進されたそうです。
釈迦像

出典:PIXTA

堂内には、釈迦如来座像(しゃかにょらいぞう)が安置されており、右手にハスの花を持った禅宋式という珍しい様式の坐像となっています。

基本情報

住所:〒410-2416  静岡県伊豆市修善寺964
電話番号:0558-72-2501(伊豆市観光協会)
公式HPはこちら
アクセス:

ちょっと一息……甘味処「一石庵」(いっせきあん)

oyajinosoraさん(@oyajinosora)がシェアした投稿

小腹が空いたら、修禅寺の門前、虎渓橋(こけいばし)のたもとにある甘味処「一石庵」に立ち寄ってみてください。地場産品の黒米からつくった「黒米餅」やおしるこ、「クリームあんみつ」が特に人気。

 

また、店内を利用すれば屋外に併設されている足湯に無料で入れるのも嬉しいポイント。休憩にうってつけの場所です。

基本情報

営業時間:10:00~16:30(オーダーストップ)
定休日:火曜日
住所:〒410-2416 伊豆市修善寺950-1
電話番号:0558-72-2063
アクセス:駐車場なし

夏目漱石が愛した温泉宿「修善寺温泉 湯回廊 菊屋」

およそ360年以上の歴史を誇る、「修善寺温泉 湯回廊 菊屋」。あの『坊っちゃん』『吾輩は猫である』で有名な文豪、夏目漱石が通った温泉宿としても知られています。

 

この宿の特徴は、「湯回廊」という名の通り、宿全体が回廊になっていること。中には鯉が泳ぐ池など和風庭園が広がっています。

 

温泉はもちろん源泉かけ流し。内風呂・露天風呂の他にも、3種類の貸切風呂が無料で楽しめますよ。

基本情報

所在地:〒410-2416 静岡県伊豆市修善寺874-1
電話番号:0558-72-2000
アクセス:伊豆箱根鉄道『修善寺駅』から伊豆箱根バスで約8分。
公式ホームページ

修善寺で週末をのんびり過ごそう

修善寺 紅葉

撮影:筆者

修善寺のモデルコースをご紹介しました。のんびり歩いても1日ですべて回りきれるので、日常から少し離れたのどかな温泉街を散策してみてください。

修善寺
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IZU HACK編集部
IZU HACK編集部

IZU HACK運営&記事編集担当。伊豆の海、B級スポット、秘境、神社・パワースポット巡りに明け暮れる。現地レポートを中心に読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。