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「伊豆パノラマパーク」ってどんなスポット?
「伊豆パノラマパーク」とは、静岡県伊豆の国市にある標高452mの「葛城山(かつらぎやま)」の山麓〜山頂一帯の施設になります。
伊豆の国市は沼津市にも近く、東名高速道路から中・南伊豆への向かう“伊豆の玄関口”に位置しているので、アクセスも抜群です。
富士山も海も!パノラマ絶景を楽しめる
山頂には2021年にリニューアルオープンした「碧テラス」という展望広場があり、ここがいちばんの見どころです。駿河湾を眼下に見下ろし、手前には沼津アルプス、奥には富士山と、山と海とのパノラマが広がっています。
山頂へはロープウェイでラクラク
葛城山の山麓と山頂を結ぶのは、ロープウェイ。約7分間の空中散歩でラクラク山頂まで上がることができます。車中からの風景も、伊豆長岡の町並みから、駿河湾、沼津の街、富士山……とどんどん広がっていきますよ!
「伊豆パノラマパーク」の基本情報
電話:055-948-1525
ロープウェイ営業時間:(夏季)9:00〜17:30、(冬季)9:00〜17:00 ※その他施設の営業時間は各自異なる
定休日:無休
料金:(往復)大人2,400円、小学生1,200円 ※ハイキング向けの片道料金あり
アクセス:伊豆箱根鉄道「伊豆長岡」駅よりバス乗車−「伊豆国市役所前」バス停下車、徒歩2分
中伊豆の温泉地で1泊してみては?
「伊豆パノラマパーク」があるエリアからは、修善寺温泉や伊豆長岡温泉など中伊豆の温泉地もほど近いです。せっかくならば、温泉宿でのんびり1泊してみてはいかがでしょうか?
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山頂がリゾート?! 「碧テラス」の魅力&見どころを徹底紹介
葛城山山頂の展望広場「碧(あお)テラス」は2021年7月にリニューアルした施設。その特徴を一言でいうと「山の上のリゾート」! インフィニティプールのような水面に映った空と富士山のコラボレーションは、リゾートホテルにいるような気分を味わえます。
碧テラスの特徴は、水盤を効果的に使った、空との一体感。無料エリアでももちろん楽しむことができますが、せっかくならば“風景をひとり占め”したいですよね。ここでは意外と知られていない楽しみ方を紹介します。
▼実際に編集部員が行ったレポート記事はこちら!
1ドリンクでこんな特等席を満喫!
富士山に向かって右手にある「ザ・ウォーターラウンジ」は、1ドリンクを注文することで利用できる座席。写真のようにストンと切り落ちた水盤の先には、沼津アルプスの山並みと、駿河湾、富士山が広がります。せっかく山頂で飲食をするならば、この特等席を利用しない手はありません!
プライベート感ある「デイベッド」で景色を独占
「ガゼボ」とは、西欧風の東屋や見晴らし台を意味するもの。45分単位で予約をして利用する「プライベートガゼボ」は、デイベッドが備え付けられており、絶景を眺めながらゴロゴロ時間を楽しむことができます。下の写真の茶色の屋根がガゼボの屋根。奥に広がる風景が想像できますよね。
飲食もOKなのでここで軽食を楽しむもよし、気持ちいい風に吹かれながらうたた寝をするもよし。リゾートホテル気分で贅沢な時間を満喫することができますよ。
「かつらぎ茶寮 プライベートガゼボ」の基本情報
利用時間:各回45分
利用可能人数:1ブース5名まで、ペットはブース外のみ可
料金:土日祝3,500円、平日3,000円
葛城山の自然と歴史を感じる。山頂エリアを散策!
「碧テラス」でモダンリゾート気分を味わったら、葛城山の自然や歴史を感じながら散策をするのもおすすめです。
森林浴を楽しめる「ボードウォーク」を散策
「碧テラス」が人気の山頂ですが、葛城山は自然豊かな山でもあり、そのなかを散歩することができます。ボードウォークは整備された木道なので、軽装でも安心。先に広がる展望台は、碧テラスとはまた違った良さがありますよ。秋にはこの並木道が紅葉で美しく染まります。
地元民から信仰される「百体地蔵尊」
鎌倉時代より祀られている地蔵像は「導き地蔵」として地元の人たちから信仰されており、その数は105体もあるそう! 胸掛けにお願いごとを書いて奉納すると、願いが叶うとの言い伝えがあります。
平安時代から続く「葛城神社」でお参り
新しくなったリゾートエリアが注目されていますが、葛城山は古くからこの地にあった山。山頂の「葛城神社」は平安時代からの歴史ある社。5月には例祭が執り行われます。現在の社殿は1966年に建てられたものですが、ぜひお参りをしてみては?
山麓ではおいしいグルメやご当地土産もあり
伊豆パノラマパークでは、山頂のかつらぎ茶寮や葛城珈琲での軽食が楽しめますが、山麓では本格的なイタリアンを楽しめるレストランや、お土産なども購入できます。こちらも忘れずにチェックしてくださいね!
伊豆の食材を生かしたイタリアンで焼き立てピッツァを
山麓にある「トラットリア伊豆パラディーゾ」では、イタリア産の小麦粉を使用したもちもちのピッツァや、伊豆の魚や野菜を使ったパスタやメイン料理を提供しています。
コースでの提供で、メイン料理と前菜5種、パンがセットになって2750円。旅先でのランチとして、プチ贅沢をたのしんでみては?
お土産にはSNS映え間違いなしの「富士山羊羹」を!
伊豆ならではの野菜を使ったピクルスや、特産のイチゴを使ったお菓子など、多くの伊豆らしいお土産が販売されていますが、いちばん人気は写真の「富士山羊羹」。富士吉田市にある「金多留満」が作っている職人技が活きた羊羹です。特に「レモン味」「はまなし味」は伊豆パノラマパーク限定なので、チェックしておきたいですね。
春夏秋冬、どの季節に行くのがおすすめ?
「伊豆パノラマパーク」では絶景が楽しめることはお墨付きですが、訪問するならばいつがいいでしょうか? 気になる季節ごとのポイントを紹介します。
春|艶やかな35,000本のツツジが圧巻!
葛城山はツツジの名所としても知られています。艶やかな35000本ものツツジが咲くのは、例年4月中旬〜GWにかけての期間。ツツジの赤、空の青、富士山の白とカラフルな彩りで楽しませてくれます。
夏|涼し気な色のアジサイが爽やかな初夏
しっとりとした梅雨時期に咲くのは、アジサイ。例年6月上旬〜7月上旬には山頂エリアのあちこちで咲き誇ります。種類や色もいろいろあるので、飽きることがありません。
秋|錦繍の秋を感じながらボードウォーク散策
秋になるとやっぱり紅葉ですね。ボードウォークや葛城神社近辺が紅葉ポイント。伊豆は暖かいため、やや遅めの11月下旬〜12月上旬に見ごろを迎えます。
冬|澄んだ空気のなか、雪を纏った「逆さ富士」
冬は1月中旬からは梅や椿、河津桜などが咲き始めますが、何よりも空気が澄んでいるので、他の季節よりもよりくっきりと「雪を纏った富士山」が見られる確率が高いです。風の弱い日であれば、写真のような碧テラスの水盤に映る「逆さ富士」を写真に収めることができるかも?
また初日の出を拝むことができる、元旦のロープウェイ運行もチェックしておきたいですね。
富士山に駿河湾。絶景リゾートを手軽に楽しもう!
2021年に「碧テラス」など山頂エリアが大きくリニューアルされ、リゾートホテル並の風景を手軽に楽しめるようになった、伊豆パノラマパーク。ぜひ、この絶景を見に、訪ねてみてはいかがでしょうか?