修善寺の紅葉、見ごろはいつ?
伊豆半島で最も歴史のある温泉街であり「日本百名湯」にも選ばれている修善寺(しゅぜんじ)。実は、伊豆有数の紅葉の名所でもあるのです。
見頃は、例年11月中旬~12月上旬で、国内の中でも紅葉が遅い地域といわれています。
ちなみに今年の見ごろは例年通りで、11月3週目くらいに見ごろを迎えそうです。
ライトアップされる紅葉も見どころ!
温泉街がら少し離れた場所にある「修善寺 虹の郷」。伊豆の中でも珍しく紅葉のライトアップが行われるスポットです。しかも紅葉だけでなく、子供から大人まで楽しめる施設が盛りだくさん!
SL蒸気機関車や万華鏡のミュージアム、和紙作りが体験できる工房や陶芸体験など、見て・遊べるスポットが満載です。
また夜間ライトアップ期間中には、秋の打ち上げ花火が2日間限定で開催されます!
【秋の打ち上げ花火】
開催日:2021年11月20日(土)・27(土) ※雨天決行
時間:20:20〜20:50
料金:大人1,400円、小人800円(15:00〜21:00で入園可。2日間の限定料金)
修善寺虹の郷ライトアップ
ライトアップ時間:16:00〜21:00 会期中無休
住所:静岡県伊豆市修善寺4279-3
電話:0558-72-7111
料金:(夜間入園料金)大人910円、小人500円、園内バス200円
駐車場:あり
アクセス: 修善寺駅南口から東海バス「虹の郷行き」(3番線)約20分、『虹の郷』下車すぐ。
気になる修善寺周辺の混雑予想は……?
紅葉シーズンの修善寺周辺の混雑状況、気になりますよね。まずは過去の口コミから混雑模様をチェックしてみます。
11月中旬に訪れましたが紅葉が見事でまだ必ず伺いたいと思いました。こんなに綺麗な紅葉を見たのは初めてです。
ただ見頃だったこともあり、混雑していましたので時間に余裕をもって訪れることをオススメします。(出典:じゃらん)
あと三連休とかは、道が渋滞し時間が掛かるので、時間に余裕を持って行った方がいいと思います。(出典:じゃらん)
特にクルマの場合は渋滞に加えて、駐車場も確保しなければいけないので、公共交通を利用したほうが安心と言えそうですね。
修善寺温泉街・周辺の紅葉スポット
修善寺は、歴史を感じる古い町並みが美しい温泉街。”小京都”と呼ばれる由縁がわかる自然や湯宿が軒を連ねています。
まずは、そんな温泉街にある紅葉スポットを紹介します。
① 温泉街のシンボル「修禅寺」
平安時代に弘法大師空海によって開山された修禅寺(しゅぜんじ)。温泉地のシンボル的な存在です。
鎌倉時代、執権を握った北条氏が帰依したことでも知られるほか、源氏一族の悲劇が繰り広げられた舞台でもあり、歴史にその名を遺す古刹でもあります。
2021年11月の1週目の週末に訪れましたが、紅葉はまだ少し先のようです。恐らくは15日以降に見ごろを迎えると思います。
② 伊豆の嵐山!?「竹林の小怪」
『ミシュラン・グリーンガイド』でも紹介された「竹林の小怪(ちくりんのこみち)」。紅葉がメインではありませんが、一部箇所では緑の竹林とカエデの赤が共演しています。隣を流れる桂川のせせらぎに耳を澄ませながら歩く……というのも風情がありますよね。
③良縁のパワースポット「5つの恋の橋」
温泉内を流れる桂川にかかる5つの橋。渡月橋(みそめ橋)、虎渓橋(あこがれ橋)、桂橋(むすばれ橋)、楓橋(よりそい橋)、滝下橋(安らぎ橋)があり、昔話にちなんだ恋の言い伝えがあります。
5つすべての橋を願かけながら渡ると、恋愛が成就するとか……。5つの橋を渡った後は、最後に修禅寺でお参りしましょう!
④千本もみじ!「修善寺自然公園もみじ林」
伊豆随一のもみじの群生地である「もみじ林公園」には、およそ1000本ものカエデやもみじが生育しています。
また晴れた日には展望台から富士山を望めることも! 無料で園内に入れるのもうれしいポイントです。
【基本情報】
電話:0558-72-2501(伊豆市観光協会修善寺支部)
駐車場:あり
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−東海バス「梅林口」もしくは「もみじ林前」バス停下車
修善寺は紅葉と温泉、その両方が楽しめる!
伊豆最古の温泉地として知られてる修善寺には、こんな言い伝えがあります。
その昔、弘法大師が独鈷(仏具)を川の中の岩に打つと、冷たい川の中から温泉が湧き出た。
その湯に浸かると、病に苦しんでいた人の病気がたちまち治ったという。
湧き出たお湯は「独鈷の湯」と呼ばれ、伊豆七不思議のひとつとして数えられています。
現在は足湯も含め入浴は不可、見学のみとなっていますが、歴史を偲ぶことができるスポットです。
文豪たちが愛した湯宿に泊まれる
そんな修善寺には温宿が豊富にあり、夏目漱石をはじめ、森鴎外や川端康成、正岡子規や島崎藤村など、後世に名を残す文豪たちがあしげなく通ったことで有名です。
昔ながらのレトロな雰囲気が漂うモダンな宿で過ごす一日は、まるでタイムスリップしてきたかのように感じられます。
伊豆「修善寺温泉街」へのアクセス
公共交通の場合(鉄道利用)
JR東海道線・新幹線(直進特急「踊り子号」)「三島」駅、伊豆箱根鉄道に乗換−「修善寺」駅下車、伊豆箱根バス・東海バス「修善寺温泉場」行き乗換、終点「修善寺温泉」バス停下車
※伊豆箱根鉄道は、PASMO、Suicaなどの交通系電子マネーは使用できません。また修善寺駅から温泉街までのバスも同様に使用できません。小銭を用意しておきましょう!(バス車内での両替は可能)
公共交通の場合(新宿発バス)
【温泉ライナー修善寺】
新宿から修善寺温泉までの直行バスで、2021年11月1日~2022年2月28日までの期間限定の運行。1人片道1,000円(往復2,000円)で、さらに外湯や修善寺プリン券が付いてきます。
【伊豆長岡・修善寺温泉ライナー】
バスタ新宿⇔長岡温泉・修善寺温泉を結ぶ高速バス。「修善寺温泉」で下車。1日2往復。ネット予約および電話予約OK。
※新型コロナウイルス感染拡大の影響により、高速乗合バス「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」は当面の間、運休しております。
クルマの場合
東名道「沼津」ICもしくは新東名道「長泉沼津」IC−伊豆縦貫道-伊豆中央道(有料)-修善寺道路(有料)−「修善寺」IC(約30分)
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のんびり紅葉を楽しむなら「伊豆」がおすすめ!
都内からのアクセスも良く、温泉地でもある修善寺。エリアとしてそれほど広くはないので、2日間もあれば充分に紅葉散策と温泉を満喫できます。
修善寺周辺の「無料」で紅葉を楽しめるスポットが多いのも魅力ですね。のんびり紅葉を楽しむのであれ、伊豆が一番です。