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伊豆で「紅葉」と「温泉」をたのしむ
海に囲まれており、海水浴など夏の観光地というイメージが強い伊豆。
しかし半島の大部分を「山」が占めているため、実は紅葉名所がたくさんあります! もちろん山だけでなく、温泉地、寺社仏閣、湖、渓谷、鉄道など、さまざまな場所で紅葉が楽しめます。
紅葉の見ごろは?
地域やその年の天候によって見ごろのズレはありますが、伊豆の紅葉は例年11月中旬~12月上旬になります。
伊豆半島の気候は温暖なため、色づきが本州よりやや遅め。「日本一遅い紅葉」で知られるスポットがあるくらいです。
その年の気候によって紅葉時期は若干変動するので、気になるスポットの訪問前に紅葉情報は事前にチェックしておきましょう!
■交通手段は?
どの紅葉スポットも車が便利!
お得なJRツアー+現地でレンタカーを借りるのもおすすめ
■紅葉散策と一緒に「伊豆観光」も楽しもう!
世界ジオパークに認定された伊豆半島は、その成り立ちから本州とは少し違う独特な景観を生み出し、いわゆる絶景スポットが多く点在する地域です。
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発売日 | 2022年01月11日 |
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レーベル | るるぶ情報版地域 |
発行形態 | ムックその他 |
ページ数 | 184p |
それではさっそく、伊豆半島の紅葉スポットを紹介します!
① 修善寺温泉【11月中旬~12月上旬】
修善寺温泉街
伊豆の小京都と呼ばれる「修善寺温泉(しゅぜんじおんせん)」。
伊豆半島最古の温泉地であり、夏目漱石など文豪らが通った場所としても知られています。
弘法大師空海により開山された「修禅寺」をはじめ、京都の嵐山を連想させるような「竹林の小怪」、温泉街を流れる桂川にかかった「桂橋」など、歴史を感じられる情緒豊かな景観が広がっています。
■紅葉狩りの後は、修善寺温泉で1泊しよう!
源泉かけ流し風呂や、露天風呂付き客室、無料の貸切風呂など、お風呂が充実している旅館やホテルが多くあります。ぜひ、チェックしてみてくださいね!
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【修善寺温泉街の基本情報】
修善寺 自然公園もみじ林
1万平方メートルの敷地に、様々な種類のモミジやカエデが生育している自然公園です。
公園自体はさほど広くはなく、30分もあれば回れるほどです。園内にある「富士見台」からは、天気が良い日には富士山を望めることもあるといいます。
紅葉シーズン中には「もみじ祭り」が開催され、イベントなどが開催されます。
【修善寺 自然公園もみじ林の基本情報】
住所:静岡県伊豆市修善寺3690
駐車場:あり(300円)
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−東海バス「梅林口」もしくは「もみじ林前」バス停下車
修善寺 虹の郷
先ほど紹介した自然公園の先にあるのが「虹の郷」です。和・洋風合わせておよそ2,000本の紅葉めぐりを楽しめるほか、伊豆の紅葉名所では珍しいライトアップも必見!
2025年は、11月15日(土)~12月14日(日)で開催予定です。またライトアップ期間中、例年打ち上げ花火などのイベントも実施されます。
紅葉のほかにも、SL機関車がみられる「ロムニー鉄道」、和風情緒が感じられる「日本庭園・匠の村」、四季の草花が咲き誇る「フェアリーガーデン」など、見どころ満載の観光スポットです。
修善寺虹の郷 もみじライトアップ
開園時間:17:00〜21:00(最終入園 20:30)
料金:(もみじライトアップ+サンクスイルミ入園券)大人2,200円、小人1,200円
URL:https://www.shuzenji-kankou.com/momiji.html
秋の打ち上げ花火
※今年度の花火日程はまだ未定となっております。
開催日:2024年11月23日(土)・30日(土)
料金:大人2,700円、小人1,700円
※花火開催日はサンクスイルミ・もみじライトアップ・打ち上げ花火全てを楽しめる「セット券」のみの販売
【修善寺 虹の郷の基本情報】
駐車場:あり
夜間開園時間:16:00~21:00
夜間入園料:大人910円、小人500円(花火開催時などイベント時は異なります)
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−東海バス「虹の郷」行き乗車−「虹の郷」バス停下車
URL:https://www.nijinosato.com/
② 昭和の森会館【11月上旬~11月下旬】
「昭和の森会館(しょうわのもりかいかん)」は、道の駅「天城越え」内にある施設です。隣接する庭園にはもみじ林が広がります。
道の駅から徒歩15分ほどで紅葉の名所でもある「滑沢渓谷」に行くことができるので、ぜひセットで訪れてみたいところ。
【昭和の森会館の基本情報】
駐車場:あり
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−「下田・河津行き」バス乗車−「昭和の森会館」バス停下車
URL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2490
③ 滑沢渓谷【11月中旬~12月上旬】
狩野川の支流に広がる「滑沢渓(なめさわけいこく)」。全長500メートルという伊豆最大の安山岩の一枚岩の上を清流が流れる、自然美が美しいスポットです。
渓谷沿いには遊歩道が整備されていますが、渓流の岩場は水に濡れて滑りやすいため注意が必要。
渓谷だけでなく、天然記念物である「天城の太郎杉」も必見です。
【滑沢渓谷の基本情報】
駐車場:あり
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−東海バス「河津駅」行き乗車−「滑沢渓谷」バス停下車、徒歩5分
\伊豆の紅葉スポットへ行くなら車が便利/
④ 一碧湖【11月下旬~12月上旬】
伊東市の南側に位置する「一碧湖(いっぺきこ)」は、”伊豆の瞳”とも称される美しい火口湖。
一周4キロ程なので、30分~50分くらいで湖を周遊することができます。
他の観光地と比べるとひっそりとした雰囲気で、訪れる人もそれほど多くはないよう。静かに紅葉を眺めたい方にはオススメのスポットです。
【一碧湖の基本情報】
駐車場:あり(無料)
アクセス:JR伊東線・伊豆急「伊東」駅−バス「シャボテン公園」行き乗車−「一碧湖」バス停下車
⑤ 青埴神社【11月下旬~12月中旬】
下田街道から龍爪神社(りゅうそじんじゃ)の細い山道を登ると、「青埴神社(あおはにじんじゃ)」の境内に入ります。
見どころは、県の天然記念物「シダレイロハカエデ」。推定樹齢はおよそ140~180年。シダレイロハカエデの枝垂れの長さは7~8mほどあり、まるで紅葉の滝のようです。
【青埴神社の基本情報】
駐車場:なし
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−バス「湯ヶ島」行き乗車−「JA狩野支店」バス停下車、徒歩4分
⑥ 河津七滝【11月下旬~12月上旬】
伊豆屈指の観光名所である「河津七滝(かわづななだる)」は、河津川沿いの約2キロメートルに点在する大小7つの滝の総称。その中でも『踊り子と私』の像が立つ「初景滝」は絶好のフォトスポットです。
紅葉シーズンには「伊豆天城路河津秋まつり」を開催。七福神めぐりスタンプウォークラリーも行われています。周辺には温泉宿もあるので、1泊して楽しむのがおすすめです。
【河津七滝の基本情報】
⑦ 八丁池【10月中旬~11月上旬】
標高1173mにあり、”天城の瞳”とも呼ばれる「八丁池(はっちょういけ)」。周辺にはブナの森が広がっており特別保護区に指定されている他、天然記念物モリアオガエルの産卵地としても知られています。
バス停の「八丁池口」から八丁池までは徒歩で約75分のハイキングコースになっているので、スニーカーやトレッキングシューズで行くのがおすすめ。また八丁池からおよそ2時間半で「旧天城トンネル」を目指せるコースもあるので、余力がある方は挑戦してみては?
【八丁池の基本情報】
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅もしくは伊豆急「河津」駅−東海バス「天城の瞳 八丁池」行き乗車−「八丁池口」バス停下車
URL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?c1=5&c2=4&pid=2400
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⑧ 益山寺【11月下旬~12月中旬】
標高300メートルの益山(ましやまでら)にひっそりと建つお寺です。その境内にあるカエデの木が見どころで、樹齢およそ900年の県最大の大木でもあります。
カエデの周辺には123体にもおよぶ観音石仏像が安置されており、厳かな雰囲気が漂うスポットです。
【益山寺の基本情報】
アクセス:伊豆箱根鉄道「道大仁」駅−タクシーで約20分もしくは東海バス「堀切新田」バス停下車、徒歩60~75分
URL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=3185
⑨ 旧天城トンネル【10月下旬~12月上旬】
国の重要文化財にも指定されている、旧天城トンネル(正式名称:天城山隧道)。川端康成の『伊豆の踊子』の舞台として有名ですよね。
周辺には、カエデやケヤキが生い茂り、色鮮やかな紅葉と歴史情緒のあるトンネルとのコントラストが絶妙です。
【旧天城トンネルの基本情報】
アクセス:伊豆箱根鉄道「修善寺」駅−東海バス「河津」行き乗車−「水生地下」バス停下車、徒歩約30分(トンネルまで)
URL:http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?%20c1=7&c2=8&pid=2481
➉ 熱海梅園【11月中旬~12月上旬】
東伊豆最大級の紅葉名所で知られている「熱海梅園(あたみばいえん)」。梅が日本一早く咲くことで知られていますが、逆に紅葉は日本一遅く色づくと言われています。園内にはカエデ類がおよそ380本あり、色鮮やかな紅葉を鑑賞することができます。
また紅葉のタイミングに合わせて、2025年11月15日(土)〜12月7日(日)にかけてもみじまつりが開催されます!
もみじまつりでは、例年ライトアップ・足湯・甘酒無料サービス・ジャズ演奏などさまざまなイベントが催されます。
▼イベントの詳細はこちら!
【熱海梅園の基本情報】
問い合わせ先:熱海市観光協会(0557-85-2222)
入園料:無料
駐車場:あり/有料300円
アクセス:JR伊東線「来宮」駅から徒歩10分
URL:https://www.ataminews.gr.jp/s/spot/148/
⑪稲取細野高原のすすき野原【10月中旬~11月初旬】
紅葉といえばモミジやカエデの「赤」ですが、すすきの紅葉もいかがでしょうか?
伊豆急「伊豆稲取駅」から車で15分ほどの場所にある、稲取細野高原(いなとりほそのこうげん)。相模湾を見下す山間にあり、東京ドーム26個分の広さを誇るすすき野原が広がっています。
夕日に染まったススキ野原は、まるで「黄金」の海のように輝きます。シーズン中は「秋のすすき観賞会」を開催。
2025年は10月31日(金)~12月1日(月)まで。
【稲取細野高原の基本情報】
入山料:大人(中学生以上)1,000円
アクセス:『伊豆稲取駅』前から「稲取細野高原行き」の路線バス、またはタクシー利用
アクセス:https://www.town.higashiizu.shizuoka.jp/bg/tourist_info/ent/1226.html
\交通手段は車が便利/
伊豆の紅葉シーズンは、11月中旬~12月上旬が狙い目!
雄大な自然と、歴史建築物のコントラストが美しい伊豆の紅葉。都心からのアクセスも、週末の小旅行にピッタリ。
紅葉シーズン中の休日は、修善寺周辺など有名な観光スポットを中心に混雑が予想されます。平日や、伊豆のなかでもアクセスが不便な紅葉スポットにあえて足を運んでみるのも手ですね。
伊豆は温泉宿も豊富!
また紅葉と一緒に楽しんでいただきたいのが、”伊豆の温泉”です。有名な「熱海温泉」や「修善寺温泉」のほかにも、半島各地に多様な温泉地があります。温泉と紅葉、ぜひ一緒にお楽しみください!
\伊豆の宿をみる/
\お得なJRツアーもおすすめ/
伊豆のおすすめ宿「稲取赤尾ホテル」
東伊豆町の稲取温泉にある「稲取赤尾ホテル」は太平洋をのぞむ高台に建ち、オーシャンビューの客室や露天風呂、さらに無料で入浴できる7つの貸切風呂が魅力の宿です。
お料理はホテルらしい満足の会席メニューに加え、オープンキッチンで板前が提供するおかわり可能のメイン料理と赤尾ホテルの新提案「ダイニング会席」が愉しめます。
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