「韮山反射炉」へ行こう!幕末に建造された世界遺産

2020/09/02 更新

アイキャッチ画像出典:Masaharu Fujikawa

韮山反射炉とは?

韮山反射炉の外観の画像

令和2年10月1日から韮山反射炉の大規模修復工事を実施します。工事に伴い、下記期間、韮山反射炉の外観を望むことが出来なくなります。

工事期間中は、見学者用足場を設置しますが、見学範囲が一部制限されますので、ご来館を予定されている方はご注意ください。

 

▼工事期間

令和2年10月1日(木曜日)から令和3年10月31日(日曜日)まで※予定

▼工事に伴う休館期間

令和2年10月1日(木曜日)から10月21日(水曜日)まで

韮山反射炉(にらやまはんしゃろ)は、伊豆の国市にある反射炉です。反射炉とは不純物を多く含む粗製の鉄を溶かし、有力な鉄を生産するための溶解炉のこと。

この反射炉で溶かした鉄は大砲などに加工されたようで、発掘調査により砲弾の鋳型などが発見されました。

なぜ反射炉が造られたのか?

韮山反射炉 ライトアップ

出典:PIXTA(桜の時期にはライトアップも実施される。例年3月下旬~4月上旬)

反射炉の建造が開始されたのは、幕末期にあたる安政元年(1854)。その前年にペリーが来航しており、鎖国体制を貫いていた日本は外国の脅威にさらされていました。

そこで幕府は、江戸湾海防の実務責任者となった※江川英龍(えがわ ひでたつ)に反射炉の建造を命じます。

 

ちなみに現在の東京湾にある「お台場」は、このとき大砲が設置された台場(砲台)に幕府への敬意を払って「御」をつけ、「御台場」と呼んだことが由来なのだそうです。

※江川英龍……伊豆国田方郡韮山(静岡県伊豆の国市韮山町)を本拠とした、江戸幕府の世襲代官(幕府の直轄地を支配する地方行政管)。

はじめは伊豆の国市ではなく、伊豆半島の南端に位置する下田市に建造する予定でした。すでに基礎工事が始められていた頃、下田に入港していたペリー艦隊の水兵が反射炉の敷地内に侵入する事件が勃発。

急きょ、現在の場所に移転することになったのです。

 

そんなハプニングもありながら、3年半の月日をかけて1857年に韮山反射炉は完成しました。御台場(品川台場ともいう)の建設は続いていましたが、結局一度も使用されることなく日本は開国。

元治元年(1864)に幕府直営の反射炉としての役割を終えるまで、韮山反射炉でがさまざま大砲が鋳造されました。

韮山反射炉は世界文化遺産として登録

韮山反射炉 砲台

出典:PIXTA

実際に大砲を製造していた反射炉として、国内で唯一現存している韮山反射炉。世界的にみても大変貴重な遺産であり、2015年の7月には世界遺産(文化遺産)への登録が決定しました。

韮山反射炉にはガイドが常駐しており、事前予約もしくは現地予約で参加できます。詳しくはこちらをご確認ください。

受付時間:
9時00分~16時00分(土・日・祝祭日は9時00分~11時30分及び13時00分~16時00分)
所要時間:約20分
費用:無料
実施日:韮山反射炉の開園日(年末年始等を除く)
1人のガイドが案内できる人数:約30人

韮山反射炉へ行った人のレビュー

韮山反射炉

出典:PIXTA

韮山反射炉へ観光地として訪れた方のはどのような印象を受けたのでしょうか?皆さんの感想をチェックしてみましょう!

30年ぶりに来訪。世界遺産に登録されたとあって当時より綺麗に整備されていました。映像も流され子供でもわかりやすい説明になっていて親子で楽しめる場所でした。出典:じゃらん

反射炉とは聞きなれないものでしたが、大砲などの大型のものを鋳造するものであったとの事。なかなか足を運ぶ機会がありませんでしたが、その立派さに驚かされました。出典:じゃらん

無料解説員の方が複数いらして、わかりやすく説明してれます。建造の背景、地の利、当時の代官の人柄、大砲を作るまでの大変な工程など知ることができました。 出典:じゃらん

ガイドさんのように解説してくれる方がいると、観光地の魅力はグッと伝わりやすくなりますね。また世界遺産と聞くと難しいイメージを持たれる方も多いかもしれませんが、親子で楽しめるとの声も。ご家族で訪れてみてはいかがでしょうか?

韮山反射炉のビールとは?

反射炉ビールの画像

反射炉ビアは伊豆のクラフトビールです。無ろ過・非加熱に拘り、酵母が生きている深い味わいが特徴。

幕末の頃、伊豆の名代官は国防のための反射炉の築造をしたり、西洋の新しい技術を積極的に取り入れていました。日本の夜明けを予見した先人にならい、反射炉ビヤと命名したそうです。

韮山反射炉へのアクセス

韮山反射炉へのアクセスは、車がおすすめです。無料の公設駐車場も完備しています。

■所在地
〒410-2113
静岡県伊豆の国市 中字鳴滝入268
■東名高速道路で
沼津インターから(約60分)
■新東名高速道路で
長泉沼津インターから(約60分)

駐車場

あり(公設駐車場につき無料)

営業時間と定休日

観覧時間
9:00~17:00(3月~9月)
9:00~16:30(10月~2月)

※毎月第3水曜は「観覧できない日」。ただし祝日の場合は、その翌日となる。観覧できな日の詳細はこちら
■料金
一般:500円
小中学生個人:50円
※伊豆の国市民は無料の他、団体割引などもあります。詳しくは下記リンクからご確認ください。
韮山反射炉公式の詳しい情報はこちら

韮山反射炉で歴史の深さを体感しよう

韮山反射炉の春の画像

出典:PIXTA

韮山反射炉は世界遺産に登録された、文化遺産。建造された時代背景を知っておくと、この施設が幕府にとってもいかに重要な施設だったのかがわかりますね。

みなさんも伊豆にご旅行の際は、ぜひ足を運んでみてください。

 

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IZU HACK編集部
IZU HACK編集部

IZU HACK運営&記事編集担当。伊豆の海、B級スポット、秘境、神社・パワースポット巡りに明け暮れる。現地レポートを中心に読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。