「東伊豆」ってどんなエリア?
この記事で紹介する【東伊豆エリア】は、おもに熱川温泉や稲取温泉のある「東伊豆町」と、川端康成『伊豆の踊子』の舞台で知られる「河津町」です。
そんな【東伊豆エリア】の特徴を、4つに絞って紹介!
① 電車もOK!アクセス抜群の温泉地
沿岸を伊豆急行線が走っているため、クルマがなくても最寄り駅からバスを利用したり、徒歩でも観光することができます。
また各駅から徒歩圏内に温泉地が広がり、オーシャンビューの客室・露天風呂が自慢のホテルや旅館が軒を連ねています。
② 名物は立縄釣りの「稲取キンメ」
海に囲まれた伊豆半島へは新鮮な海の幸を求めて訪れる人も多いですよね。東伊豆エリアの名物は「稲取キンメ」と呼ばれるブランド魚です。
これは立縄釣り(一本釣り)によって釣られたキンメダイを指します。1匹ずつ釣り上げるので、丁寧に魚を扱っており、魚へのダメージが少ないのが特徴。ちなみに稲取漁港の金目鯛漁獲量は県内No.1(※)です!
港周辺には金目鯛専門店が点在しており、都内よりもおトクにいただくことができます。相場は2,500円~3,000円前後です。
※漁獲量…漁業で捕獲した、魚などの水産物の量。よく目にする「水揚げ量」は、漁港に水揚げした時点で測った重量。キンメダイの水揚げ高の日本一は下田市。
③ 海だけじゃない!「自然」の景勝地
滝、高原、山といった内陸側の景勝地や、桜やバラといった季節の花々など、海だけでない自然を満喫できるのが東伊豆エリアの魅力です。いずれも最寄り駅からバスで行けるため、車がなくとも観光できます。
④温泉宿は「絶景のオーシャンビュー」
東伊豆には「大川」「北川」「熱川」「稲取」の4つの温泉が集中しており、どこも沿岸沿いに位置しています。
そのためオーシャンビューの客室が自慢の宿が多くあり、温泉に浸かりながら海を望むという贅沢を味わえますよ。
ぜひ東伊豆に1泊して、日ごろの疲れを癒してくださいね。
「楽天トラベル」で宿をさがす「Yahoo!トラベル」で宿をさがす
「東伊豆町」に行きたくなる6つの観光スポット
① 絶景インフィニティ風呂「北川温泉の黒根岩風呂」
伊豆急行線「伊豆北川駅」から、海岸沿いを歩くこと約12分。海抜0mの波打ち際に佇む露天風呂、「黒根岩風呂(くろねいわぶろ)」があります。
ときには波しぶきがかかるほど、海との距離が近い!
そんな露天風呂は、「黒根岩風呂」の右に出るものは以外存在しないでしょう。
脱衣所、湯船は完全男女別です。浴槽も隠れてみえないようになっているため、女性も安心して入浴を楽しめます。
電話:0557-23-3997(北川観光協会)
営業時間:10:00~18:00(最終入場17:45)
定休日:荒天時休業
料金:600円
アクセス:伊豆急行「伊豆北川」駅より徒歩12分
駐車場:あり
② 情緒あるレトロな温泉街「熱川温泉」
最寄りである伊豆急行線「伊豆熱川駅」のホームから、白い湯煙をあげる温泉やぐらがみえる「熱川温泉」(あたがわおんせん)。
豊かな湯量を誇る熱川温泉では、ほとんどの宿が自家源泉をもっています。
外では源泉で温泉卵がつくれたり、所々に足湯が設置されているなど、泊まらずとも温泉を楽しめるのもポイント。
また昭和レトロな遊技場、金運のパワースポット、一風変わった史料館など、見どころも盛りださんです!
駅から海岸まで徒歩10分ほどなので、散策してみるだけでも面白いですよ。
③ ワニの楽園「熱川バナナワニ園」
熱川温泉内にある、目玉の観光スポット「熱川バナナワニ園」。
名前のとおり、17種約140頭のワニが飼育されているほか、温泉の地熱を使用してバナナや亜熱帯植物など、国内では珍しい動植物がみられます。
レッサーパンダやアマゾンマナティなど、ワニ以外の珍しい動物も必見です!
電話:0557-23-1105
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
定休日:なし
料金:大人1,800円、こども(4歳~小学生)900円
アクセス:伊豆急行「伊豆熱川」駅より徒歩1分
④ のどかな港町「稲取温泉」
周囲を海に囲まれた岬に、宿やホテルが点在する「稲取温泉(いなとりおんせん)」。
オーシャンビューの客室やお風呂が自慢で、眺望を重視したい人にピッタリな温泉地です。
冒頭で紹介した「稲取キンメ」の産地であるため、金目鯛をつかった贅沢な食事を楽しめます。
また稲取温泉は、江戸時代から続く和裁細工のさげ物「つるし飾り」発祥の地です。「雛のつるし飾り」と呼ばれ、福岡県の「さげもん」、山形県の「傘福」と並び、日本三大つるし飾りのひとつとなっています。
文化公園にある「雛の館」では、雛のつるし飾りの展示をみることができます。
⑤ 絶景をみるなら「稲取細野高原」
伊豆稲取駅から車で約12分、標高400~800mの丘陵地に広がる「稲取細野高原(いなとりほそのこうげん)」。その面積は東京ドーム約26個分あり、ドラマやCMもロケ地にも起用されています。
視界を妨げるものがなく、360度パノラマ景色が広がるビュースポット!稲取の街並みや青く広大な海、伊豆諸島をのぞめます。
春~夏は新緑に覆われ、山菜狩りのイベントが行われたり、10月になると黄金のススキ野原が現れ、秋のすすきまつりが催されます。
アクセス:伊豆急行「伊豆稲取」駅よりタクシーで約15分
⑥ 動物とふれあえる「伊豆アニマルキングダム」
アニキンの愛称でおなじみ「伊豆アニマルキングダム」。
動物園に遊園地やパターゴルフ場が併設する、1日遊べるレジャー施設です。
人気の理由は、動物との距離感。
草食動物は放し飼いされており、野生に近い感覚で行動している様子を観察できます。
珍しいホワイトタイガーやキリンにエサをあげられたりするほか、アルマジロ、カピバラ、モルモットなど癒し系動物と触れ合えたりするなど、動物との接点も多数!
動物園の裏側をのぞけるバックヤードツアーも人気です。
電話:0557-95-3535
営業時間:9:30~16:00(最終受付15:00)
定休日:公式サイトで要確認
料金:大人(中学生以上)2,500円、子供(4歳以上)1,250円
アクセス:伊豆急行「伊豆稲取」駅より東海バス「伊豆アニマルキングダム行き」に乗車−終点下車
「河津町」へ行きたくなる5つの観光スポット
続いては、東伊豆町と下田市の間に位置する河津町の観光スポットを紹介します。
① 森林浴&ハイキングしよう「河津七滝」
「河津七滝(かわづななだる)」は町内にある以下の7つの滝の総称です。
①大滝(おおだる)
②出合滝(であいだる)
③かに滝(かにだる)
④初景滝(しょけいだる)
⑤蛇滝(へびだる)
⑥海老滝(えびだる)
⑦釜滝(かまだる)
7つの滝すべてをめぐるハイキングコースが整備されており、1時間ほどで回れます。
道中には吊り橋があったり、太古の火山活動の痕跡がみられたりするなど、変化に富んだ景色も楽しい!
アクセス:伊豆急行「河津」駅より修善寺方面行きバスに乗車−「水垂」バス停下車
② 絵本のようなバラ園「河津バガテル公園」
フランス・パリ市にある「パリ・バガテル公園」の姉妹園としてオープンした、本格的なバラの庭園です。
およそた6,000株を超えるバラが植栽されており、まるで絵画のような美しい景観がみられます。
1年で最も華やかに彩るのは、4月下旬~6月にかけての春。シーズン中は「春バラフェスタイベント」が開催され、乗馬体験やガイドツアーなどの催しが行われます。
電話:0558-34-2200
営業時間:9:30〜16:30(12/1~4/27は9:30~16:00)
定休日:木曜 ※4/28~6/30、10/1~11/30、1/1~1/3は無休
料金:時期により異なる
アクセス:伊豆急行「河津」駅より修善寺方面行きバス乗車−「峰温泉」バス停下車、徒歩17分
③ めずらしい爬虫類・両生類がいっぱい!「体感型動物園 iZoo」
日本最大の爬虫類・両生類の動物園「iZoo(イズー)」。
トカゲやワニ、珍しいイグアナ。巨大クモに毒ヘビといったものまで……。鋭い個性をもった珍しい生き物たちが、展示・飼育されています。
また”体感型”と名前にあるように、生き物たちとふれ合える機会が豊富!
子ワニやヘビに触れられるほか、館内の通路をリクガメが歩いていたりと驚きも。
とにもかくも、普通の動物園とはひと味違う、ここだけの体験ができること間違いなし!
電話:0558-34-0003
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
定休日:なし
料金:大人(中学生以上)2,000円、小学生800円
アクセス:伊豆急行「河津」駅より、タクシーで約5分
④ 世界中のカエルが大集合!「体感型カエル館 KawaZoo」
先ほどご紹介した体感型動物園iZooの姉妹館、「体感型カエル館 KawaZoo(カワズー)」。
国内外の珍しいカエルたちが展示されています。
世界一大きいカエル、世界で最も美しいとされるカエル、猛毒をもったカエルなど、図鑑でしたみたことないカエルがいっぱい!
近くには伊豆七滝があるので、一緒に訪ねてみるのもアリ。
こちらもレポート記事があるので、参考にどうぞ。
住所:静岡県賀茂郡河津町梨本377-1
電話:0558-36-3990
営業時間:10:00~16:30(最終入園16:00)
定休日:なし
料金:大人(中学生以上)1,000円、小学生500円
アクセス:伊豆急行「河津」駅」より東海バス「修善寺方面行き」乗車−「河津七滝」バス停下車、徒歩約1分
⑤ 2月中旬~3月にみられる絶景「河津さくらまつり」
冒頭でも紹介した「河津さくらまつり」は、伊豆の初春を告げる催しです。町内を流れる河津川沿いには、約850本の河津桜の並木が続き、桜のトンネルをつくりだしています。
見ごろは、例年2月中旬~3月上旬にかけて。期間中は「河津桜まつり」が開催され、出店が並び、イベントや夜桜のライトアップも行われます。
電話:0558-34-1560(開花情報ダイヤル、自動音声)
アクセス:伊豆急行「河津」駅より徒歩約5分
のんびり疲れを癒すなら、東伊豆へ!
東伊豆には、世代を問わずに楽しめる観光スポットがいっぱい!
春は河津桜まつり、夏は海水浴に花火大会、秋は河津七滝と紅葉の美景、冬は温泉でのんびり……四季ごとに違った魅力があります。
「東伊豆の観光」に役立つガイドブック!
今年はぜひ一度、東伊豆に遊びに行きませんか?
この記事を見た人はこちらもおすすめ
紹介されたアイテム
