伊豆はプリンの聖地・・・?
みなさんは、熱海プリンをご存知でしょうか? 写真上のやつです。
レトロかわいいデザインが施された牛乳瓶に、とろ~り美味しいプリンがギュッと詰まった一品。
筆者も大好きです。
その映えを意識した見た目とたしかな味が、若者を中心に大ヒット!
プリン目当てに熱海を訪れる観光客もいるほど、一大ムーブメントを巻き起こしました。
この熱海プリンを皮切りに、伊豆半島の北部を中心に「ご当地プリン」が続々と登場。
伊東市の「伊豆高原プリン」、沼津市の「沼津深海プリン」、西伊豆の「君だけプリン」など、もはやプリンの聖地といっても過言ではありません。
そんな伊豆半島の南部に位置する「伊豆稲取(いずいなとり)」に、新星プリンが誕生しました。
その名も「キンメプリン」です。
……キンメ? キンメってなんだ?
これです。高級魚として知られる「金目鯛(キンメダイ)」のこと。
稲取で獲れる金目鯛は「稲取キンメ」と呼ばれており、脂の乗りがよく”最上級のブランド魚”として知られています。いわば、地元の名物です。
高級魚とプリン? 名前だけみたら、正直意味が分かりません(魚とプリンって!)。
一体どんなプリンなのでしょうか……??
これが「キンメプリン」だ!
こちらが金目鯛とプリンのコラボ「キンメプリン」。あれ、思っていたよりもカワイイ(もっとグロテスクなものを想像していました)。

ん……? プリンから泣き声が聞こえてくるような……。
インスタ映えを狙ったのに、全然知られていないなんて……。ボクはなんのために生れてきたんだ。







半世紀以上愛されてきた老舗の味
なかなか立ち直らないキンメプリンさん。

お世辞はやめておくれよ。ボクは熱海プリン先輩みたいな牛乳瓶じゃないし、伊豆高原プリン先輩みたいな色鮮やかなジュレとかないよ……。
大人の事情もありながら試行錯誤したけど、結果プラスチック容器さ……。


たしかに入れ物は“映え”に重要な影響を与えます。けれどキンメプリンさんの”映え”は、フタを開けた瞬間に発揮されると思うんですよね。






はい! しかもすべて手作りなので、1日につくれる個数も限られているのですが……。


老舗店の手作りプリンかぁ……絶対に美味しい気がする。
なんか元気出てきたよ~! もっと自信をもとう!

羊羹とプリン?


実はボクというか、赤い魚(金目鯛)の部分。じつは羊羹(ようかん)なんです。


はい! ボクの実家(はらや製菓)は洋菓子も和菓子も制作しているので、和洋を交ぜて多くの方に親しんでもらえるプリンにしたかったんです。

また金目鯛の泳ぐ様子をみずみずしく表現するために、羊羹を取り入れました。



羊羹の上品な甘みと、プリン特有のなめらかな舌触りが相性バツグンでした。プリン自体は甘さ控えめなので、容器の底にあるお約束のカラメルソースと絡めていただくと尚美味しい!

はらや製菓の基本情報
所在地:
〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取568-3
営業時間:
8:00~18:00頃
定休日:
木曜日(月に1度は火曜日〜木曜日の連休)
アクセス:
伊豆急行線「伊豆稲取駅」下車、徒歩すぐ
■東伊豆町に1泊しない?
キンメプリンのお店があるのは、東伊豆町の稲取温泉。温泉はもちろん、客室から海を望める旅館やホテルが多く、さらに名産の金目鯛や海鮮料理を味わえます。
ぜひ稲取温泉に1泊し、キンメプリンと温泉を満喫してくださいね!
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おいでよ!伊豆稲取へ
金目鯛が有名なため、漁港の町という印象の強い伊豆稲取。ですが海を背に振り返ると、緑の覆われた山々「稲取細野高原」があり、秋になると黄金のすすき野原となる景勝地です。
また稲取温泉もあり、海を眺めながら湯に浸かれる贅沢な過ごし方もできます。キンメプリンもある伊豆稲取へ、ぜひお越しください!
