目次
伊豆の玄関口・三島市ってどんなところ?
伊豆半島東部の付け根に位置する、三島(みしま)市。
奈良時代には伊豆国の国府(※1)が置かれ、鎌倉時代には「三嶋明神(現在の三嶋大社)」の門前町として栄えました。
江戸時代になると、東海道五十三次の宿場町「三島宿(みしまじゅく)(※2)」として賑い、旅人が行き交う交通の要所として発展します。
三島宿は江戸日本橋より11番目、箱根宿と沼津宿の間に位置しており、東海道の難所「箱根山」を控えた旅人が滞在しました。
そのため旅館の数が多く、町の中心部にある三嶋大社から広小路の間には、旅人向けの旅籠(はたご)がひしめき合っていたそうです。
(※1)国府(こくふ)…奈良~平安時代、地方行政官として朝廷から派遣された官吏が、政務を行う施設(国庁)が置かれた都市のこと。各国の政治的な中心都市だった。
(※2)東海道五十三次(とうかいどうごじゅうさんつぎ)…江戸時代に整備された五街道のひとつ、東海道にある53の宿場のこと。茶屋や商店が軒を連ね、宿泊施設など旅人用の施設が整えられていた。
現代も交通至便な「伊豆の入り口」
江戸時代には交通の要衝であった三島。
現代はJR東海道線・東海道新幹線の「三島」駅があり、東は「熱海」駅、西は「沼津」駅とつながっているので、周辺の町へのアクセスにも大変便利です。
また、三島を起点に伊豆箱根鉄道が通っており、中伊豆の修善寺温泉まで行くことができます。
東名道「沼津」ICや新東名道「長泉沼津」ICからクルマで約20分程度、神奈川県境の箱根峠からは約30分程度で市内中心部にアクセスすることができます。
…ということは、伊豆旅の拠点にできる!
箱根から、熱海から、沼津へ、修善寺へ。その中間地点にある三島は、他の観光地へのアクセスも抜群。ここで1泊して次の目的地へ行くにもぴったりなのです。
三島市についてザックリ紹介しました。続いては三島市内と周辺の町にある、王道の観光スポットをみていきましょう!
初めてもリピーターも!王道スポット6選
三島市には駅からも徒歩圏内に観光スポットや、最新の話題のスポット、歴史や自然を感じる名所がいくつもあります。そのなかから「まずは押さえておくべし!」というスポットを紹介します。
楽寿園|幻の池を見られたらラッキー?!な憩いの庭園
「楽寿園(らくじゅえん)」は、JR三島駅より徒歩約3分のところにある市立公園です。自然林に囲まれた園内には、明治の皇族が別邸として造営した「楽寿館」、富士山の地下水が湧き出る「小浜池(こはまがいけ)」、カピバラやアルパカなどが暮らす「どうぶつ広場」、のりもの広場など、老若男女が楽しめます。
「楽寿館」は1890年(明治23)年、明治維新で活躍した皇族・小松宮彰仁親王(こまつのみや あきひとしんのう)が別邸として建てたものです。
明治時代に活躍した日本画家による210面におよぶ襖絵、天井画、杉の板戸絵が施されており、県の指定文化財に登録されています。
1日6回の見学ツアー(所要時間約30分)が実施されており、解説付きで文化財を鑑賞することができます。ツアーの参加方法や詳細は公式サイトで案内されています。
■見られるかはタイミングと運しだい。絶景「小浜池」
三島市内には清らかな水辺のスポットが多く、その多くは富士山の地下水が湧き出したものです。市内には湧水を汲める場所が点在しており、かつては「水の都」とも呼ばれていました。
なぜ富士山の地下水が、三島市内に湧き出ているのでしょうか。その理由は三島市の地形・地質に関係しています。
およそ1万年前に起きた富士山の噴火で、三島市周辺まで溶岩流(三島溶岩流)が流れつき、三島市の大地をつくりました。三島溶岩流は水をよく通す性質があり、富士山の裾野に降り積もった雨雪が地下へ染み込み、溶岩流の中を水道管のように通り抜け、溶岩流の末端にある三島市に湧き出しているのです。
「小浜池」は富士山からの湧水のため、毎日水位が変化します。満水になるのは数年に1度で、渇水期の方が長いという「幻の池」。すべては自然次第、毎日みられる絶景ではありません。
近年は、枯渇気味の状態が続いていましたが、2020年に過去最高の217cmを更新! ここでの満水の定義は150cmで、満水自体も9年ぶり。200cm超えは63年以来だそうです。
小浜池の水位は、楽寿園の公式サイトにて毎日更新されています。
「楽寿園」の基本情報
電話:055-975-2570
開園時間:(4月~10月)9:00~17:00(最終入園16:30)、(11月~3月)9:00~16:30(最終入園16:00)休園日:月曜(祝日の場合は翌日休)、年末年始(12月27日~1月2日)
料金:300円
アクセス:JR東海道線「三島」駅南口より徒歩約3分
駐車場:82台/2時間まで200円、以降30分毎に50円
三嶋大社|源頼朝も参拝した神社は桜の名所!
古より三島の地に鎮座し、伊豆国の一宮である「三嶋大社(みしまたいしゃ)」。
一宮というのは、地域の中でも最も社格(朝廷などに定められた神社の格式)の高いとされる神社のことです。
創建年代は不明ですが、奈良や平安時代の古書に記録が残っており、社名が「三島」という地名になりました。
鎌倉幕府を開いた源頼朝が、源氏再興を祈願したことでも知られており、境内には頼朝と妻となる北条政子が腰を掛けたと伝わる石があります。
また境内にも富士山や箱根の湧水が流れており、鳥居をくぐった先には神池(しんち)という2つの池では、頼朝が放生会(ほうじょうえ)(※)を行っていたという言い伝えが残されています。
※放生会……捕獲した動物を野に放し、殺生を戒める儀式。
ご祭神は、大山祇命(おおやまつみのみこと)、積羽八重事代主神(つみはやえことしろぬしのかみ)。2柱の神を「三嶋大明神(みしまだいみょうじん)」と称しています。
家内安全や商売繁盛のご利益があるそうです。
■昼も夜も美しい、桜の名所
三嶋大社は桜の名所としても有名です。2月の寒桜にはじまり、大島桜や三島桜、4月にはソメイヨシノや八重桜と、日を追うごとに15種200本の桜が花を咲かせます。
とくに、参道から本殿に続く約200mの桜のトンネル、神池に映えるしだれ桜は、写真映えすること間違いなし!
夜桜のライトアップも行われ、昼間とはまた違う幽玄で幻想的な光景がみられます。
「三嶋大社」の基本情報
電話:055-975-0172
アクセス:JR東海道線「三島」駅南口より徒歩約15分、もしくは伊豆箱根鉄道「三島田町駅」より徒歩約7分
駐車場:あり/1時間ごと200円 ※正月期間(12/31~1/3)、例祭期間(8/15~8/17) は閉鎖
源兵衛川|ホタルが舞う、美しい清流
市内には、自然豊かな水辺スポットが点在しており、「源兵衛川(げんべえがわ)」もそのひとつ。市街地を通るおよそ約1.5kmの農業用水路で、富士山の伏流水(ふくりゅうすい)(※)を源流としています。
三島駅から徒歩5分という立地でありながら、初夏にはホタルが舞うスポット(5月上旬~下旬)としても知られています。川沿いには遊歩道があるほか、川の中に飛び石や木道が設置され、ちょっとした冒険気分を味わえます!
※伏流水…河川敷や山麓の下層にある、砂礫層(されきそう)を流れてる極めて浅い地下水のこと。
砂礫層を流れることで、不純物などが取り除かれ、ろ過されたような美しい水質となっている。
■終点の中郷温水池までいってみよう!
源兵衛川の終点地は、農業用のため池である「中郷温水池(なかざとおんすいち)」です。源兵衛川の入口から、25~30分ほど歩きます。
池の南端には水面に”逆さ富士”が映る絶好の撮影スポットがあり、静岡県で唯一、農林水産省の「ため池百選」にも選ばれています。
池周辺は「中郷温水池公園」として整備されており、ベンチや水飲み場、トイレや数台分の駐車場もあります。
「源兵衛川」の基本情報
駐車場:なし
伊豆フルーツパーク|イチゴだけじゃない!果物好きの楽園
いちご、みかん、メロンなど、1年を通じてフルーツ狩りを楽しめる「伊豆フルーツパーク」。いちごは12月~5月頃、みかんは10月~12月頃、メロンは6月~9月頃に楽しめます。
フルーツ狩りは完全予約制のため、事前に公式サイトや電話で予約しておきましょう!
■太っ腹な食べ放題あり!
いちごは有名な「紅ほっぺ」をはじめ、甘さ控えめの「章姫」、甘みの強い「かおりの」など、さまざまな品種が用意されています。しかも時間無制限で練乳ミルクもおかわり自由!
また、全国有数のメロン産地である静岡県。フルーツパークでは、1人1玉のメロン狩りができ、持ち帰ることができます。コースによってはメロンの食べ放題などもありますよ。
みかん狩りは時間無制限で、さらにお土産として1kgのみかんプレゼントつきと盛りだくさんです。
伊豆縦貫自動車道の「三島塚原」ICから車ですぐなので、アクセスも抜群です。
「伊豆フルーツパーク」の基本情報
電話:055-971-1151
営業時間:(平日)10:00~15:00、(土日祝)9:00~16:00
定休日:年中無休
フルーツ狩り予約受付時間:(平日)10:00~14:00、(土日祝)9:00~16:00
アクセス:
JR東海道線「三島」駅南口から東海バス「元箱根港」もしくは「山中」行き乗車−「伊豆フルーツパーク」バス停下車、徒歩約3分
駐車場:無料/約70台
三島スカイウォーク|絶景マニアもうなる吊橋!

全長400m、歩行者用専用としては日本一長いつり橋「三島スカイウォーク」。橋からは富士山をはじめ、日本一深い駿河湾や三島市街地をのぞめます。
施設内には、お土産を買えるスカイガーデンや、三島の特産品をつかった食事が楽しめる「森のキッチン」、自然の森を活用したアクティビティ「フォレストアドベンチャー」など、つり橋以外の楽しみ方も盛りだくさん!
さらにワンちゃんとの入場もOK。ただし専用カート(500円)の利用など条件があるので、事前に確認しておきましょう。
■ナイトウォークと花火を楽しめる!特別営業日をチェックしよう
普段は17時までの営業ですが、年に数回だけ18時~21時まで楽しめる「ナイトスカイウォーク」が開催されます。
歌やダンスが披露されるステージイベント、グルメが揃う夜店市、2,000発花火が打ち上げられるなど、盛大に行われる特別なイベントです。
イベントは人数限定なので、事前に公式サイトで開催情報をチェックし、前売りチケットを購入しておきましょう。
「三島スカイウォーク」の基本情報
電話:055-972-0084
営業時間:9:00~17:00 ※イベントや天候などにより変更することがあります。
定休日:無休
料金:大人1,100円、中高生500円、小学生200円
アクセス:JR「三島」駅南口より東海バス「元箱根港行き」乗車−「三島スカイウォーク」バス停下車
駐車場:400台/無料
柿田川公園|澄んだ青が美しい「日本三大清流」
写真上のブルーホールで話題の「柿田川公園」。公園があるのは、国内でもっとも短い一級河川・柿田川の上流部です。
柿田川は長良川(岐阜県)と四万十川(高知県)に並び、”日本三大清流”に数えられています。
また1985年(昭和60)柿田川湧水群として名水百選、日本の秘境100選、さらに国の天然記念物に指定されました。
珍しいことに、柿田川の水源は湧水なのです。
富士山周辺で降った雨雪が地中に染み込み、地下にある溶岩流を通り、溶岩流の末端となる三島市街地で湧き出しています。
■園内でみられる、ブルーの「わき間」
「わき間」とは、年中変わらず水が湧き出る場所のこと。このわき間は園内各所でみられ、冒頭のブルーホールもわき間のひとつです。
ブルーホールがみられるのは、園内にある第2展望台。穴の大きさは、深さ3.5m、直径5mほど。昔この地に紡績会社があり、このブルーホールは工場へ湧水を送る管の取水口だったようです。
園内には茶房やカフェ、土産処、富士の湧水でつくられた”柿田川百年水豆腐”をつかった料理をいただける食事処など、休憩どころも充実しています。
「柿田川公園」の基本情報
アクセス:
・JR「三島」駅南口から東海バス「沼津駅行(サントムーン経由)」乗車−「柿田川湧き水公園前」下車、徒歩約2分
・JR「三島」駅南口から東海バス「沼津駅行(サントムーン経由以外)」乗車−「西玉川」下車、徒歩約5分
・JR「三島」駅南口から東海バス「沼津商業高校行(サントムーン経由)」乗車−「柿田川湧き水公園前」下車、徒歩約2分
・JR「三島」駅南口から東海バス「沼津商業高校行(サントムーン経由以外)」乗車−「西玉川」下車、徒歩約2分
駐車場:50台/1回200円
歴史好きにぴったり!激渋マニアックなスポット3選
伊豆はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の主人公である北条義時をはじめとした、北条家の拠点だった伊豆。そんな歴史を偲ばせる場所や、日本文化に触れられるスポットがあるのも三島ならでは。3つのおすすめスポットを紹介します。
山中城跡公園|北条氏の築城技術を伝える山城
日本百名城のひとつ「山中城跡(やまなかじょうあと)」。戦国時代の後半にあたる1560年(永禄年間)に、小田原に本城を構えた後北条氏が築城しました。
山中城が築かれたのは箱根山西麓、標高580mの尾根上です。急峻な斜面に囲まれた天然の要塞で、石を使用しない土だけの山城でした。
最大の見どころは、北条氏の築城技術がみられる「障子堀」。ワッフルの網目のような、ちょっとカワイイ見た目ですが、敵から城を守るための立派な防御設備です。
現在は芝生で覆われていますが、当時はローム層がそのまま露出していました。ローム層は滑りやすく、底に落ちてしまえばはい上がるのは至難の業。まるでアリ地獄のような堀だったようです。
しかし1590年(天正18)3月29日。北条軍4千に対し、4万の豊臣軍の総攻撃を受け、山中城はわずか半日で落城します。
1973年(昭和48)から発掘調査が行われ、1981年(昭和56)に史跡公園として公開されており、無料で見学できます。
■ちょっと覗いてみよう「箱根旧街道」
「箱根八里(はこねはちり)」と呼ばれる箱根旧街道は、江戸時代初期に整備された東海道の一部です。標高25mの三島宿から標高846mの箱根峠を越え、標高10mの小田原宿まで下る、八里(約32km)の坂道でした。
箱根旧街道が山中城跡の売店のすぐ裏にあり、実際に歩くことができます。
「山中城跡公園」の基本情報
電話:055-985-2970(山中城跡案内所・売店)
営業時間(売店):10:00~16:00(冬季は10:30~15:30)
定休日(売店):月曜、年末年始、臨時休業あり
アクセス:JR「三島」駅南口から東海バス「元箱根港行き」に乗車−「山中城跡」バス停下車
駐車場:あり/無料(9:00~17:00)
佐野美術館|日本庭園と美術作品を鑑賞できる
「佐野美術館」は、創立者である佐野隆一氏のコレクションや、その後収集された美術館を展示・所蔵している美術館です。
日本刀をはじめ、東洋の工芸品を中心に能面、装身具、陶磁器、日本画など、およそ2,500点を所蔵し、その一部が常設展示で公開されています。
常設展示は年4回ほどで入れ替わるほか、年7回ほど絵画・工芸・絵本など多彩なテーマで展覧会が開かれます。
■無料で開放されている日本庭園
美術館の隣には、昭和初期に造園された回遊式日本庭園「隆泉宛」があり、無料で開放されています。
10分ほどで1周できるため、ちょっとした散策にピッタリ。
庭園の中央に配された池は、富士山からの湧水によるもの。ほかにも国登録有形文化財の日本家屋「隆泉宛」や、樹齢百年をこえるしだれ桜が佇み、見ごろの時季になるとライトアップが行われます。
「佐野美術館」の基本情報
電話:055-975-7278
開館時間:10:00~17:00(入館受付は16:30まで)
休館日:木曜(祝日は開館)、年末年始、展示替期間など
料金:一般・大学生1,100円、小中高校生550円
アクセス:
・JR「三島」駅南口より東海バス「新城橋」もしくは「大平車庫」行きに乗車−「佐野美術館」バス停下車
・JR「三島」駅南口より三島市内循環バス「せせらぎ号」西回りに乗車−「佐野美術館」バス停下車
・伊豆箱根鉄道線「三島田町」駅より徒歩約4分
・JR東海道線「三島」駅より徒歩約20分
駐車場:50台/無料
三嶋暦師の館|日本最古の「かな文字カレンダー」
2020年9月にリニューアルオープンした「三嶋暦師の館」。
館内には三嶋暦(みしまごよみ)に関する資料が展示されており、無料で見学できます。
三嶋暦とは江戸時代に三島でつくられた、いわばカレンダーです。三島でつくられたカレンダーということで、三嶋暦という名で呼ばれています。
現代の暦は、地球が太陽を1周する365日を1年とした太陽暦。一方で三島暦は、太陰太陽暦(たいいんたいようれき)(※)を採用しています。
というのも、国内では1872年(明治5)まで太陰太陽暦が暦の主流だったのです。
三嶋暦は、かな文字で書かれた暦のなかで、日本で最も古いものだと言われています。
※太陰太陽暦…月が1周するのに354日と、太陽が1周する365日に生じる差11日を工夫し、ほどよいところを合わせた高度な暦。
「三嶋暦師の館」の基本情報
開館時間:9:30~16:30
定休日:月曜
料金:無料
アクセス:JR「三島」駅南口より徒歩約20分
駐車場:なし
工場見学にアート鑑賞!三島市の周辺スポット4選
三島市内や周辺の町にある観光スポットを中心に紹介。どれも市内から、車で30分以内にいける場所です。
かねふくめんたいパーク伊豆|明太子好きの聖地!

明太子専門のテーマパークです。製造工場の見学や試食、工場直売のできたてホヤホヤの明太子を購入できたり……と、明太子好きにはたまらない場所。
館内にはフードコートがあり、「明太ジャンボおにぎり」が大人気!コンビニのおにぎりよりも二回りくらい大きいサイズで、食べ応えがあります。
ほかにも明太子のソフトクリーム、明太子フランスパン、明太子豚まんなど、明太子フードが勢ぞろい! 詳しくは下の記事をご覧ください。
「かねふくめんたいパーク伊豆」の基本情報
電話:055-928-9012
営業時間:(平日)9:30~17:30、(土日祝)9:00~18:00 ※工場稼働時間9:00~16:30
定休日:なし
料金:無料
アクセス:
JR「三島」駅より伊豆箱根鉄道駿豆線乗車−「伊豆仁田」駅下車、タクシーで約8分もしくは徒歩約20分
JR「三島」駅よりタクシーで約20分
駐車場:180台/無料
クレマチスの丘|3つの美術館と花の庭
花、アート、文学、食事が楽しめる複合施設です。吊り橋がかかる駿河平自然公園に隣接する「ビュッフェ・エリア」、彫刻作品と花の庭が融合した「クレマチスガーデン・エリア」の2つに分かれており、互いのエリアは徒歩15分ほどで行き来できます。
園内には3つの美術館と文学館があるほか、カフェやレストランも充実。
なかでもイタリアの彫刻家・ジュリアーノ・ヴァンジの作品を展示する「ヴァンジ彫刻庭園美術館」は、外に作品が展示されており、緑の庭や風景と調和するように彫刻が点在しています。
「クレマチスの丘」の基本情報
電話:055-989-8787
営業時間:10:00〜閉館時間は時期により異なる
定休日:水曜(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始
料金:施設・時期により異なるので要確認
アクセス:JR「三島」駅北口(3番のりば)より無料シャトルバスあり、約25分
無料シャトルバスの時刻表はこちら
駐車場:250台/無料
道の駅 伊豆ゲートウェイ函南|道の駅以上の道の駅?!
先ほど紹介した「かねふくめんたいパーク伊豆」の隣にある道の駅です。函南(かんなみ)と読みます。
館内は2階建てで、1階には物産販売所や食事処、観光案内所、コンビニがあり、2階は地元野菜をつかった洋食レストランになっています。
数ある伊豆名物のなかでも、目玉となっているのが”牧場直送のソフトクリーム”。酪農が盛んな丹那地域のミルクをふんだんにつかったソフトクリームで、物販販売内の「オラッチェソフトクリームスタンド」で購入できます。
屋上には川の駅とつなぐ歩道橋があり、富士山をのぞめるビュースポット!川の駅にはドックランもあるので、愛犬の息抜きにぜひご利用ください。
「道の駅 伊豆ゲートウェイ函南」の基本情報
電話:055-979-1112
営業時間:9:00~18:00 ※各施設により異なる
定休日:なし
アクセス:
・伊豆縦貫自動車道「函南塚本」ICすぐ
・新東名高速道路「長泉・沼津」ICより17分
駐車場:無料/102台
柏谷横穴群|教科書でしか見たことのない横穴古墳が!
「柏谷横穴群(かしやよこあなぐん)」は、古墳時代後期6~8世紀末につくられたとされるお墓です。丘陵の東西600m、南北250m範囲におよそ300基ほどのお墓があり、その規模は静岡県内最大! 国の史跡に指定されています。
柏谷公園の奥(北側)に位置しており、穴(墓室)のすぐそばまで近づいて見学することができます。
「柏谷横穴群」の基本情報
アクセス:
・JR「函南」駅より東海バス「畑毛温泉方面行き」乗車−「柏谷口」下車、徒歩約10分
・伊豆箱根鉄道「大場」駅より東海バス「畑毛温泉方面行き」乗車−「柏谷口」下車
・伊豆箱根鉄道「大場」駅より徒歩約33分
駐車場:無料/140台
自転車でのんびり散策。レンタルサイクルのすすめ
三島市では、スマートフォンで簡単に電動アシスト自転車を借りられる、レンタルサイクルサービス「ハレノヒサイクル」が広まっています。
ステーションは三島市だけでなく、沼津市、清水町、長泉町など30か所以上あり、どこからでも借りられ、どこでも返却できる大変便利なサービスです。
たとえば、三島駅で借りて、柿田川公園から中郷温水池公園までは自転車で、源兵衛川を散歩してから、また自転車をレンタルして三嶋大社へ、なんてことも可能です。
利用方法は簡単で、アプリで会員登録(無料)→周辺のステーションを探して予約・レンタル→ステーションに返却するだけ。
料金は15分100円 、 1日最大で1,500円と料金も良心的。自転車に乗って、効率よく三島観光を楽しもう!
自然・歴史・グルメ。3つ揃った三島へ行こう!
周りには駿河湾や相模湾、富士山や箱根が囲んでいる三島市。その立地の良さを活かして、他のエリアと併せて観光することができるのも魅力のひとつ。ぜひ三島を訪ねてみてくださいね。