沼津港深海水族館の体験レポート「深海生物の虜になりました」

深海をテーマにしたディープな水族館が、伊豆半島の沼津にあります。その名も「沼津港深海水族館」です。世界でも珍しい冷凍状態のシーラカンスの展示や、発光する魚、世界最大のダンゴムシの仲間など、ユニークでカワイイ深海生物たちがたくさん暮らしています。

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人智を越えた、深海の世界へようこそ!

深海

出典:pixabay

深海ときいて、どんな世界をイメージしますか? 恐らく大半の方は、黒で塗りつぶされた真っ暗な世界を想像すると思います。
シーラカンス

そんな海の闇にスポットを当てたのが、静岡県沼津市にある「沼津港深海水族館(シーラカンス・ミュージアム)」です。国内だけでも100以上の水族館が存在していますが、深海に特化している水族館はここだけ。

 

ではなぜ深海に特化した水族館になったのでしょうか? その理由は”地理”にありました。

深海までアクセスしやすい!?

駿河湾

出典:PIXTA

深海との距離があるほど、魚たちの移動は困難になります。しかし沼津港深海水族館の目の前は、最深部が水深2,500mもある日本一深い湾「駿河湾」。

 

駿河湾は岸からすぐ深くなる地形なので、深海生物を採取しやすい環境ということもあり、館内で展示されている生物のほとんどが、駿河湾の底引き網漁で捕獲されたものだそう。

今回はそんな沼津港深海水族館の魅力をご紹介します! テレビでしか見たことないような、ミステリアスな深海生物たちとたくさん出会えちゃいますよ。

ここが凄い① 世にも奇妙な深海生物たち

深海水族館 1階
沼津港深海水族館は2階建て。さまざまなテーマに分かれれ、深海生物が展示されています。館内は照明が抑えられており、薄暗い空間。まるで深海にいるかのような気分になり、テンションが上がります。
沼津深海水族館の深海生物
こちらはシーラカンスに並ぶ人気者、ダイオウグソクムシ。か……かわいい! 水深350~900mに生息している世界最大のダンゴムシのなかまです。

 

大きくなると、猫や小型犬くらいのサイズまで成長するそう。海の掃除屋といわれており、生物の死骸や弱った生物などを食べています。

深海にすむヤドカリ、ジンゴロウヤドカリ。背中に背負っているのはギンエビスガイという貝の貝殻で、ほとんど個体がこの貝殻を背負っているそうです。
タワラガニ
長い間生態を変えずに生きている、タカアシガニ。静岡県内の民宿では定食として出されるなど、食用としても馴染み深い生物です。

深海に暮らすヒトデやウニの仲間、一見植物にみえる生物など、ユニークな生物たちが展示されています。

こちらは、イロカエルアンコウ。額から伸びているエスカと呼ばれる疑似餌つけ、餌となる魚や甲殻類などをおびき寄せるそうです。

 

色彩は黄、黒、赤など個体によって様々だそう。同じ魚でも、見た目が全然違うのは面白いですね。

ヒカリキンメダイ2
提供:沼津港深海水族館

中には眼の下が光るユニークな魚も! ヒカリキンメダイといい、眼の下にある半月板の発光器を回転させることで、光をON・OFFのように操作できるのだそう。

 

真っ暗な水槽で光りながら泳ぐヒカリキンメダイたち、その光景はまるで深海のプラネタリウムのよう。

ここが凄い② 世界で唯一!○○シーラカンスが見られる

シーラカンス (2)
沼津港深海水族館の目玉は、2階のシーラカンスミュージアムにあるシーラカンス。レプリカではなく、”冷凍状態”のシーラカンス2体が展示されています。
冷凍シーラカンス
なんと-20℃という環境下で保管されています。家庭用の冷凍庫くらいですね。

 

ガラス張りになっており、さまざまな角度からシーラカンスを観察することができます。
シーラカンス捕獲時に使用されたカヌー
日本のシーラカンス学術調査隊がシーラカンスを捕獲する際に使用したカヌーなど、マニアックな展示もおもしろい!

 

ほかにもシーラカンスの発見秘話や繁殖方法なども紹介されています。

ここが凄い③ 深海についてふか~く学べる!

オオグソクムシ

見るだけでなく、学べるのもこの水族館ならではの特徴。深海生物について、手書きでわかりやすく解説しているコーナーもあります。
ダイオウグソクムシの骨格標本
骨までじっくり観察できる、透明骨格標本の展示コーナーも見逃せません。キミ、こんなところまで骨があったの? という新しい発見に出会えます。
ラプカの剥製
生きた化石といわれている深海サメ、ラブカの剥製も展示されています。真っ赤なひだ状のエラが刺激的ですね。
ミズウオに関する説明
なかには深海生物から教わる、深刻な環境問題も紹介されています。※時期によって展示内容は変わります。

お土産屋も充実!

深海水族館の土産ショップ
深海生物をモチーフとしたグッズがずらりと並んでいます。細部まで再現されたクオリティの高いぬいぐるみや、ダイオウグソクムシの茶こしなど、他の水族館では手に入らないアイテムが販売されています。

滞在時間はどれくらい?

沼津港深海水族館の滞在時間は、じっくり見て回っておよそ2時間。コンパクトな水族館なため、歩き回って疲れてしまう……なんてことはありませんでした。口コミを見ても、平均して1~2時間くらいの滞在が多いよう。

GW、夏休みなどは混雑必須!

またゴールデンウイークや夏休みなどは、かなり混雑するようです。開館前に着いても60分待ちだった、という口コミも……。

 

ゆっくり見るなら、7,8月を除いた平日がおすすめ。

基本情報

深海生物の料金表・住所
〒410-0845 静岡県沼津市千本港町83番地

・営業時間:10:00~18:00
※夏季・冬季・繁忙期によって変動有り。詳細はホームページをご確認ください。

 

・入場料:
大人(高校生以上)1,600円
こども(小・中学生)800円
幼児(4才以上)400円

 

・アクセス
<電車>
東海道新幹線「三島駅」よりJR東海道線に乗り換え(5分)
JR東海道線「沼津駅」南口より
①バスで約15分「沼津港」下車
②タクシーで約5分~10分

<車>
東名沼津ICより約20~30分
新東名長泉沼津ICより沼津方面に出て約20~30分

 

・駐車場
専用駐車場はありません。近隣の有料駐車場をご利用ください。

沼津にきたら、深海水族館は外せない!

沼津深海水族館

いかがでしたか? 沼津港深海水族館には、一般的な水族館では見られないような珍しい深海生物がたくさん暮らしています。

 

冷凍保存状態のシーラカンスを見られるのもここだけ! 沼津にきたらぜひ訪れてほしい観光スポットです。

シーラカンス (2)
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IZU HACK編集部
IZU HACK編集部

IZU HACK運営&記事編集担当。伊豆の海、B級スポット、秘境、神社・パワースポット巡りに明け暮れる。現地レポートを中心に読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。