恵比須島を探検してみた!”干潮時”に現れる絶景に感動

2020/07/10 更新

下田市内にある恵比須島は、橋で渡れる無人島。海底火山の名残がみられる貴重なジオサイトでもあり、かつて海の神に祈りをささげた儀式の場でもあったり、シュノーケリングスポットとしても人気の島です。今回はそんな恵比須島に行ってきたので、レポートします。

アイキャッチ画像出典:撮影 編集部
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恵比須島ってどんなところ?

恵比須島と太古の地層

出典:PIXTA

今回の主役は、上の写真のような絶景がみられる「恵比須島(えびすじま)」。 伊豆半島のほぼ南端、須崎半島(下田市)の先端にぽっかり浮かんでいる無人島です。

アクセスは下田市内から車で15分ほど。バスも通っており、公共交通機関でのアクセスも可能です。

恵比須島は海水浴&シュノーケリングの穴場

恵比須島と海水浴客恵比須島 ホテル側

撮影日は2019年8月の上旬、海水浴シーズン真っただ中! テントが張られているのは恵比須島の対岸です。

恵比須島と海底

しかも海の透明度もご覧の通り、スケスケ! 深さがあるので、シュノーケリングスポットとしても人気。なお、監視員やライフセーバーは配備されていません。

恵比寿島 シュノーケリングスポット

こちらは島の裏側。潮が引いているときは、天然プールになっています。※潮が満ちてくると、外海の波が押し寄せてくるので危険が伴います。十分注意してください。

古代の遺跡でもある!

島の頂上には「恵比須神社」が鎮座しており、その周辺で古墳時代~奈良時代の祭祀用の土器などが多数発見されました。

祭祀遺物が発見された土層からは焚き火の跡が確認でき、古代人が海の神に祈りをささげる儀式を行っていたのでないか?と考えられています。

橋を渡り、いざ上陸

恵比寿島と橋

恵比須島へは、陸地から橋を渡って上陸します。島を一周する遊歩道が整備されており、左右どちらからでもOK。今回は右手へ。

恵比須島 遊歩道

写真のように、舗装された平坦な道が続きます。ちょうど干潮時だったので問題なく歩けましたが、潮が満ちてくると波が歩道にかかる場合もあるようです。

ビューポイント① 太古の地層

恵比須島と崖

まず目に飛び込んできたのは、そそり立つ白い壁。これは砂の地層です。

恵比須島 地層

火山から噴出された火山灰や軽石が海底に降り積もったり、海流に運ばれたりして形成された地層。かつて海の底に沈んでいたものが目の前にある……なんだか海のロマンというか、大自然の営みを改めて感じます。

ビューポイント② 磯遊びに最適な千畳敷!

恵比須島 磯

海側は、磯場が広がっています。カニやフナムシたちの姿がみられ、海の生き物観察に最適。

千畳敷

少し進むと、珍しい平坦な磯が現れます。これは波によって削られた浅瀬が隆起し、海上面に現れたもの。千畳敷(せんじょうじき)と呼ばれています。

千畳敷 採掘場

そんな千畳敷を散策していると、所々に四角いくぼみを発見! これは伊豆石(いずいし)の採掘跡です。

伊豆石は先ほどの白い地層と同じ、火山灰と軽石で形成されたもの。加工しやすいうえに耐火性にも優れており、下田市街をはじめ街づくりに活用されました。

恵比須島

遊歩道に戻り、先に進みましょう。

恵比須島 海側

島の裏側に出てきました。奥は沖です。釣り人もいました。

恵比須島 海底火山の名残

ふと横をみると、角ばった岩が混在するゴツゴツ地層が……! かつて海底を流れた土石流のようです。

千畳敷と海海と千畳敷恵比寿島 干潮時

こんな風に異なる景観が楽しめるのも、恵比須島ならではの魅力といえます。サンダルだとかなり歩きづらいので、スニーカーなど履きなれた靴がおすすめ。

ビューポイント③ ジオパークの象徴

恵比須島 太古の地層恵比須島と太古の地層

出典:PIXTA

冒頭で紹介した絶景にたどり着きました。

二つの地層 恵比須島

みてください、この縞模様の地層! かつてこの地層が海底にあったとき、波や海流に削られた跡なんです。自然がつくりだした芸術、とはまさにこの事。

ジオパークのポスターにも採用されてたりと、伊豆半島の成り立ちを語るうえ欠かせない景観であります。

恵比須島 裏側

島の裏側は、土石流のゴツゴツ地層が続いています。落石の危険もあるため、充分注意してください。

恵比須島 シュノーケリング

また周囲を岩が囲んでいるため、天然プールが複数個所あります。※潮が満ちてくると外海の波が押し寄せてくるので、危険が伴います。十分注意してください。

恵比須島とフナ虫

岩場には大量のフナ虫が……。

恵比須島 左手

再び白い地層に戻ります。

恵比須島とホテル恵比須島とフナ虫

たまに大きなフナムシが単独行動しています。

恵比須島  入口

戻ってきました! じっくり歩いても20分くらいで、島一周できます。

恵比須島 トイレ

対岸側には駐車場があるほか、トイレや自動販売機も設置されています。

アクセスなどの基本情報

恵比須島 看板【所在地】
静岡県下田市須崎

【アクセス】

<電車・バス>

伊豆急行「下田駅」からバスで約12分、終点の「須崎海岸」で下車、徒歩で約10分ほどで辿り着きます。

<車>

国道135号から下田方面へ向かい、途中で県道116号の須崎方面へ曲がります。

【駐車場】

有り(少数台、橋の手前にあります)

海底火山の名残がある恵比須島

恵比須島 沖

いかがでしたか? 橋で渡れる無人島「恵比須島」をレポートしました。散策するだけでも楽しいですが、シュノーケリングにも最適な場所です。

 

とくに潮が引いているときは天然プールが現れるので、子供も安心して泳げます。また天気の良い日には、伊豆大島をはじめ利島や新島など見られますよ!

 

 

 

 

 

 

 

恵比須島 看板
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IZU HACK編集部
IZU HACK編集部

IZU HACK運営&記事編集担当。伊豆の海、B級スポット、秘境、神社・パワースポット巡りに明け暮れる。現地レポートを中心に読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。