恵比須島を探検してみた!”干潮時”に現れる絶景に感動

下田市内にある恵比須島は、橋で渡れる無人島。海底火山の名残がみられる貴重なジオサイトでもあり、かつて海の神に祈りをささげた儀式の場でもあったり、シュノーケリングスポットとしても人気の島です。今回はそんな恵比須島に行ってきたので、レポートします。

アイキャッチ画像出典:撮影 編集部
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恵比須島ってどんなところ?

恵比須島と太古の地層

出典:PIXTA

南伊豆にある、恵比須島(えびすじま)をご存知でしょうか? 上の写真のような絶景が見られる島なのですが、どこにあるのかというと……

伊豆半島のほぼ南端、須崎半島の先端にぽっかり浮かんでいる無人島です。

 

アクセスは、下田市内から車で15分ほど。バスも運行しているので比較的行きやすい場所にあるものの、あまり知られていないようです。

海水浴&シュノーケリングの穴場スポット

恵比須島と海水浴客恵比須島 ホテル側

撮影日は8月の上旬。海水浴シーズン真っただ中でしたが、写真の通りスカスカ! みなさん伸び伸びと泳いでいました。

恵比須島と海底

しかも海の透明度もご覧の通り、スケスケ! 深さがあるので、シュノーケリングスポットとしても人気のよう。

恵比寿島 シュノーケリングスポット

こちらは島の裏側。潮が引いているときは、天然プールになっています。※潮が満ちてくると、外海の波が押し寄せてくるので危険が伴います。十分注意してください。

古代の遺跡でもある!

島の頂上にある恵比須神社付近では、古墳時代~奈良時代の祭祀用の土器などが多数発見されたそう。

 

また祭祀遺物が発見された土層からは焚き火の跡が確認でき、古代人が海の神に祈りをささげる儀式を行っていたのでないかと考えられています。

橋を渡り、いざ上陸

恵比寿島と橋

恵比須島へは、陸地から橋で渡って上陸します。左右どちらかでも回れますが、今回は右手へ。

恵比須島 遊歩道

平坦な遊歩道を歩いていきます。ちょうど干潮時だったので問題なく歩けましたが、潮が満ちてくると波が歩道にかかる場合があるそうです。

ビューポイント① 太古の地層

恵比須島と崖

まず目に飛び込んできたのは、そそり立つ白い壁。これは砂の地層です。

恵比須島 地層

火山から噴出した火山灰や軽石が海底に降り積もったり、海流に運ばれたりしてできたもの。この縞模様も、波や海流で削られた自然のアートです。

ビューポイント② 磯遊びに最適な千畳敷!

恵比須島 磯

島側は美しい地層が続いていますが、海側(干潮時)は磯場になっています。カニやフナムシなどたくさんいました。

千畳敷

少し進むと、珍しい平坦な磯が現れます。これは波によって削られた浅瀬が隆起し、海上面に現れた千畳敷(せんじょうじき)と呼ばれるものだそう。

千畳敷 採掘場

所々見える四角いくぼみは、人工的に作られた採掘跡。ここで採掘された石材は「伊豆石(いずいし)」と呼ばれ、下田市街をはじめとした街づくりに活用されたのだとか。

 

これも白い地層と同じ、火山灰と軽石で形成されたもの。加工しやすく耐火性にも優れていたため、恵比須島だけでなく伊豆半島の各地で産出されてたそうです。

恵比須島

どんどん遊歩道を歩いていきます。

恵比須島 海側

島の裏側まできました。奥は沖です。釣りをしている方もいました。

恵比須島 海底火山の名残

背後(島側)には、角ばった大小の石が混在している荒々しい地層が現れました。これは、かつて海底を流れていた土石流みたいです。

千畳敷と海海と千畳敷恵比寿島 干潮時

こんな風に、異なる景観が楽しめるのも、恵比須島ならではの魅力です。サンダルだとかなり歩きづらいので、スニーカーなど履きなれた靴がおすすめ。

ビューポイント③ ジオパークの象徴

恵比須島 太古の地層恵比須島と太古の地層

出典:PIXTA

冒頭で紹介した絶景にたどり着きました。

二つの地層 恵比須島

見てください、この縞模様! 波や海流によって作り出された、自然の造形美。ジオパークのポスターにも採用されてたりと、伊豆半島の成り立ちを語るうえ欠かせない景観でもあります。

恵比須島 裏側

土石流のゴツゴツ地層が続きます。落石の危険もあるため、充分注意してください。

恵比須島 シュノーケリング

すぐそこは沖ですが、周囲を岩が囲んでいるため天然プールのようになっています。※潮が満ちてくると外海の波が押し寄せてくるので、危険が伴います。十分注意してください。

恵比須島とフナ虫

岩場には大量のフナ虫が……。

恵比須島 左手

再び白い平らな地層に戻ります。

恵比須島とホテル恵比須島とフナ虫

たまに大きなフナムシが単独行動しています。

恵比須島  入口

戻ってきました! 写真を撮りながらじっくり歩いても、20分くらいでした。

恵比須島 トイレ

対岸側には駐車場があるほか、トイレや自動販売機も設置されています。

アクセスなどの基本情報

恵比須島 看板

【住所】
静岡県下田市須崎

【アクセス】

<電車・バス>

伊豆急行「下田駅」からバスで約12分、終点の「須崎海岸」で下車、徒歩で約10分ほどで辿り着きます。

<車>

国道135号から下田方面へ向かい、途中で県道116号の須崎方面へ曲がります。

【駐車場】

有り(少数台、橋の手前にあります)

海底火山の名残がある恵比須島

恵比須島 沖

いかがでしたか? 橋で渡れる無人島「恵比須島」をレポートしました。散策するだけでも楽しいですが、シュノーケリングにも最適な場所です。

 

とくに潮が引いているときは天然プールが現れるので、子供も安心して泳げます。また天気の良い日には、伊豆大島をはじめ利島や新島など見られますよ!

 

 

 

 

 

 

 

恵比須島 看板
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IZU HACK編集部
IZU HACK編集部

IZU HACK運営&記事編集担当。伊豆の海、B級スポット、秘境、神社・パワースポット巡りに明け暮れる。現地レポートを中心に読者の皆様にわかりやすく、ためになるような記事製作を心掛けています。