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『あまんちゅ!』の聖地、静岡県・熱海市・伊東市を巡る
天野こずえ原作による『あまんちゅ!』。ダイビングに青春をささげる女子高校生たちの物語で、2016年にアニメが放送されました。
舞台となっているのが、東伊豆の玄関口である熱海、そして上の写真のような幻想的な海が広がる伊東市です。
特に伊東市は、「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選ばれており、年間を通じて国内外から多くのファンが訪れています。今回は、知らせざる伊豆の魅力を『あまんちゅ!』の舞台(アニメ・漫画)と一緒にご紹介していきます。
伊豆の足「東海バス」も『あまんちゅ!』ラッピングに!
『あまんちゅ!』の舞台である静岡県・伊東市では、㈱伊豆東海バスが運行しており、作中でも主人公たちが利用している路線です。アニメ化を記念して、ラッピングバスが運行しています。
『あまんちゅ!』の聖地巡礼には、「伊東観光フリーパス」を利用するのがオススメです。伊東市内を走る路線バスが乗り降りし放題!伊東駅構内にある東海バス案内所で購入することができます。
【料金】
大人:1300円、小人:650円
『あまんちゅ!』の聖地①熱海市(熱海銀座商店街・来宮駅)
熱海銀座商店街
『あまんちゅ!』アニメ第2話で、主人公である光がダイビング部の顧問である真斗ちゃん先生と一緒に登校するシーンに登場した「熱海銀座商店街」。観光客と地元民の買い物どころとして、長年の間親しまれています。
熱海の名産品である干物や、昭和の面影を残したレトロな喫茶店、地元の食材を使ったおしゃれカフェなど、昔ながらの商店街に今風の建物がポツポツと立っている何とも言えない不思議な雰囲気のある商店街です。
商店街には、所々アニメに出てきた風景が実際にあるので、探しながら歩いてみるのも楽しいですよね。
来宮駅
こちらはJR伊東線の「来宮駅」。『あまんちゅ!』アニメ第7話より、アジサイ七色タイムをみるために電車に乗った光と、彼女を尾行した真斗ちゃん先生が「伊豆高原駅」に戻るために折り返していた駅のモデルと言われています。
また、駅からから徒歩3分の所に、熱海のパワースポットで有名な「来宮(きのみや)神社」があります。健康長寿や心願成就のご利益があるほか、禁酒の神としても信仰を集めているんだとか。来宮駅と合わせて寄りたいスポットです。
基本情報(来宮神社)
所在地:静岡県熱海市西山町43-1
電話番号:0557-82-2241
開頭時間:9:00~17:00(祈祷は16:30まで)
『あまんちゅ!』の聖地②道の駅「マリンタウン」
こちらは『あまんちゅ!』第6話にて、本作のもうひとりの主人公である双葉と真斗ちゃん先生が訪れた「伊東マリンタウン」。海辺の町をイメージさせるカラフルな建物が立ち並んでいます。
お土産はもちろん、無料の足湯、スーパー銭湯、遊覧船に乗って海中の魚たちを観察できたり、伊豆の海をクルージングしたり、色んな楽しみ方がある道の駅です。
太陽のステージ
双葉が真斗ちゃん先生が買ってきてくれたクッキーシュークリームを食べた広場。「太陽のステージ」と飛ばれているイベント広場になっています。クッキーシューのお店も実在しており、1個80円からと良心的なお値段!
幸せリボン
太陽のステージから、海沿いにある伊東マリンタウンロードを進むと、光たちが「幸せのリボン」を結んだ場所があります。
「幸せリボン」とは、願い事をリボンに書いて結びつけると、幸せを運んでくれるもの。リボンの色によって意味があるようです。リボンは伊東マリンロードの入り口で購入することが可能。(1本100円)
緑……健康
イエロー……金運
赤……勝負
ピンク……愛
青……仕事、勉強
紫……癒やし(出典:道の駅 伊東マリンタウン)
「伊東マリンタウンロード」の終点には、『あまんちゅ!』作中に出てくるあいちゃん(あい・讃歌)のモニュメントがあります。こちらは、伊東市在住の彫刻家、重岡建治氏が手掛けたものです。
「伊東マリンタウンロード」の開門時間は11:00~15:00、雨天や強風の場合は閉門されるので事前の確認は必須です。
基本情報
所在地:〒414-0002 静岡県伊東市湯川571−19
電話番号:0557-38-3811
アクセス:
JR『伊東駅』から東海バス「マリンタウン行き」で片道約5分(大人170円 小学生以下90円)
▼伊東マリンタウンの魅力を詳しく紹介!
『あまんちゅ!』の聖地③富戸
『あまんちゅ!』の聖地。続いては、城ケ崎海岸の一角にあるダイビングスポットで有名な富戸。港を境にして、「脇の浜」と「ヨコバマ」という2つのダイビングスポットがあります。
「脇の浜」の方は、泥を含んだ貝殻質の砂地が広がっており、海底には巨大な丸石があちらこちらに点在しています。ちなみに作中によく出てくる風景は「脇の浜」ですが、ダイビングスポットとして人気なのは「ヨコバマ」の方だとか……。
「ヨコバマ」は、ビーチからは平坦な岩礁地帯が続き、少し先へ進むと白い砂地が広がっています。ヨコバマ最大の見どころは、岩礁地帯がちょっとした洞窟状になっている「富戸ホール」。穴から差し込まれた光に照らされた海底が、幻想的な世界を作り出しています。
およそ4000年前の大室山の噴火で流れてきた溶岩流の海底と考えられており、2つのダイビングスポットで見えてくる景色はまるで違うというのも面白いですよね。
基本情報(富戸ダイビングサービス)
営業時間:8:30~17:00
所在地:〒413-0231 静岡県伊東市富戸987
電話番号:0557-51-5877
アクセス:伊豆急行線伊豆急行『富戸駅』より徒歩で20分
『あまんちゅ!』の聖地④温泉丸
富戸で潜ったら、『あまんちゅ!』作中でネタになった「温泉丸」で冷えた身体を温めましょう!
本物の船を改造して作った露天風呂で、源泉かけ流しです!ダイビング直後のスーツや水着のまま入れるのも嬉しいポイント。
基本情報
アクセス:スキューバプロショップ富戸店から、徒歩1分
『あまんちゅ!』の聖地⑤城ケ崎海岸
大室山の噴火で流れ出た溶岩が冷え固まったことで出来たのが、城ケ崎海岸。『あまんちゅ!』作中では、双葉の友人たちを案内していましたよね。写真のような断崖絶壁が広がっており、切り立った崖に打ち付ける波はダイナミックです!
門脇吊橋
城ケ崎海岸の目玉と言えば、この「門脇吊橋」。20メートル以上の高さのある断崖絶壁にかけられた橋で、もちろん下は海。橋を渡った先には門脇灯台があり、天候が良ければ大島をはじめ伊豆七島が見えることも!
基本情報
所在地:〒413-0231 静岡県伊東市富戸
電話番号:0557-37-6105(伊豆・伊東観光協会)
アクセス:
JR『伊東駅』より東海バス「伊豆高原駅」「海洋公園」「蓮着寺口」行きに乗車、「城ヶ崎口」バス停下車。(徒歩15~20分)
伊豆急『伊豆高原駅』より東海バス「伊東駅」行きに乗車
▼城ケ崎海岸の魅力を詳しく紹介!
『あまんちゅ!』の聖地⑥汐吹公園・桜並木
光の祖母が経営するダイビングショップ「海女屋」がある場所として知られている汐吹公園。「海女小屋」のモデルでは?とも囁かれている「海女の小屋・海上亭」がある川奈港と、伊東市街の間にあります。
断崖絶壁の崖にぽっかりとあいている穴「汐吹き岩」から、汐が吹きだす現象が有名。穴の部分に波がぶつかることで、洞穴の空気が圧縮され汐を吹きだすそうです。
近くには展望デッキがあり、天候がよければ富士山を見渡せることも。
基本情報
所在地:〒414-0043 静岡県伊東市新井487−1
『あまんちゅ!』の聖地⑦伊豆高原
『あまんちゅ!』の原作では第1巻、アニメでは第3話に登場した、伊豆高原の桜並木。学校生活に馴染めずにいる双葉を励まそうと光がつれてきた場所です。伊豆急行線『伊豆高原駅』から大室山へ上っていく道路に当たります。
基本情報
アクセス:伊豆急行「伊豆高原駅」下車すぐ
『あまんちゅ!』の聖地⑧按針祭(あんじんさい)
「按針祭」は、徳川家康の外交顧問を務めた、イギリス人ウィリアム・アダムスが、川河口で日本最初の洋式帆船を建築したことを記念したお祭り。
原作やアニメには登場していませんが、伊東市が舞台ということもあり、70回という節目の回では『あまんちゅ!』とのコラボレーションが実現! 話題を呼びました。
祭りの最後には、1万発上の花火が打ち上がり、色鮮やかな火花が夜空を彩ります。
基本情報(按針祭海の花火大会)
日時:毎年8月10日
電話番号:0557-37-6105(一般社団法人伊東観光協会)
アクセス: 伊豆急行『伊東駅』から徒歩5分
駐車場 :有り(570台無料)臨時駐車場もあり
伊東市公式ホームページ
▼他にもたくさん!伊豆の花火大会に出かけよう!
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『あまんちゅ!』の聖地・伊東市は自然がいっぱい!
『あまんちゅ!』の聖地になった熱海、伊東市のスポットを紹介してきました。アニメの方は放送を終了していますが、『あまんちゅ!』を見てダイビングに興味を持ち、伊豆の海に潜りにくる人も多いとか。
今後も『あまんちゅ!』を通して、多くの人を伊豆の美しい海に魅了されることでしょう。