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1年を通して開催される「熱海海上花火大会」
熱海名物の「熱海海上花火大会」。この大会は年間を通して開催される珍しい花火大会です。
海と温泉の名所として知られる熱海では、夏も冬も多くの観光客が訪れる地域なので、どの時季に行っても花火が見られるのは嬉しいですよね。
熱海海上花火大会の歴史
熱海海上花火大会の歴史は古く、1952年(昭和27)から開催されており、2025年で74年目となります。
その始まりは、昭和24〜25年にかけて起こった自然災害や大規模火災を背景に、街の復興とそれに向けて努力する地元市民に報いるべく、花火を打ち上げたこと。
以来その伝統を受け継ぎ、今では1年を通して開催されるようになりました。
熱海海上花火大会の特徴
目の前で打ち上がる空一面の花火
熱海海上花火大会では、時季によって約3,000〜5,000発の花火が約20分間の間に打ち上がります。
打ち上がった花火は、海面にも反射して目の前いっぱいに広がります。
なかでも目玉は、フィナーレに打ち上がる「大空中ナイアガラ」と特定の日のみで打ち上がる特大の「二尺玉」。
「大空中ナイアガラ」は花火を連射連発するスターマイン方式。空一面が銀色に染まる瞬間は、感動すること間違いなし!
山に囲まれた地形はまるで天然のスタジアム
熱海海上花火大会は、開催数と規模もさることながら、“音の響き”も評判なんです。
熱海の地形は、3面を山に囲まれたすり鉢状になっています。
そのため海上から打ち上げる花火の音が反響し、スタジアムにいるような迫力ある音響効果を楽しめます!
雨天でも開催
楽しみにしていた花火大会が雨で中止になり、寂しい思いをしたことがある人も多いのでは?
熱海海上花火大会は、雨天決行! 花火大会といえば天候との戦いというイメージがありますが、これはなかなか珍しい特徴です。
ただし、どんな天候でも開催するわけではなく状況によって中止の可能性もあるのでご注意ください。
熱海海上花火大会の大会概要
▼開催日
春:2/21(金)・3/23(日)・4/20(日)・4/28(月)・5/31(土)
夏:7/25(金)・8/5(火)・8/8(金)・8/18(月)・8/25(月)
秋:9/15(月祝)・9/23(火)・10/13(月祝)・11/3(月祝)・11/24(月振休)
冬:12/7(日)・12/19(金)
▼開催時間
20:20~20:40(7月8月のみ20:15~20:40)
上記日程・時間は予定です。今後の情勢により変更になることもあるので、訪問前に公式HPのお知らせも確認しましょう!
▼その他基本情報
・会場名: 打上げ場所「熱海湾」(熱海港7.5m岸壁~海釣り施設)
・住所:静岡県熱海市渚町地先
・電話番号:0557-85-2222(熱海市観光協会)
・駐車場:隣接市営東駐車場250台ほか/30分110円
・宿泊者専用観覧席:7〜8月の全開催日と9/18(月祝)は、熱海温泉ホテル旅館協同組合加盟施設の宿泊者専用で観覧スペースが設けられます
インスタグラムでのライブ配信も実施
熱海市公式のインスタグラムより、打ち上げの様子をライブ配信しています。
熱海市公式インスタグラムはこちら
次ページでは、熱海海上花火大会を見るのにおすすめなスポットを紹介します!
花火の観覧の定番スポット
観覧場所は、サンビーチ海水浴場~熱海港まで海岸線一帯となっています。
熱海サンビーチ
熱海駅から徒歩約15分。打ち上げ会場に近い立地で、臨場感あふれる花火観賞を楽しめます。ビーチのすぐそばに市営東駐車場(普通320台/有料)がありますが、常に満車状態のため早めの来場がおすすめ。
親水公園
熱海駅から徒歩約16分。サンビーチと同様、正面から花火を鑑賞できる人気スポットです。近くに市営の駐車場が2か所(第1、第2親水公園駐車場/有料)あります。
花火観覧の穴場スポット
花火大会開催日はサンビーチや親水公園など、海沿いが大変混雑します。海から少し離れた高台がねらい目ですよ!
サンレモ公園
熱海駅から徒歩約20分。打ち上げ会場から徒歩約5分の場所にある、南国ムードあふれる公園です。臨場感たっぷりの花火が楽しめます。
熱海城(夏限定)
熱海駅から車で約13分。夏季のみ21時まで営業しており、高台にそびえる天守閣から見下ろすように、花火観賞を楽しめます。夜景も楽しめるので、花火以外の日もオススメ。
MOA美術館駐車場
熱海駅から車で約9分、徒歩約35分。美術館の駐車場は夜間も開放されており、花火観賞を楽しめます。熱海城と同様に高台に位置しているため、夜景も見られておトクさ2倍!
宿泊者専用の無料観覧席(親水公園)※7月~9月開催部分のみ
「熱海温泉ホテル旅館協同組合」に加盟している施設に宿泊すると、「宿泊者専用無料観覧席」が利用できます。
観覧席の正面から花火が打ち上がるため、臨場感のある花火を楽しめるのが魅力です。
知っておこう!熱海海上花火大会のQ&A
どんな服装で行くのがおすすめ?
花火大会といえば浴衣のイメージがありますが、熱海会場花火大会に行く際は多少動きやすさがある洋服がおすすめです。
もちろん浴衣で行くのがNGというわけではありませんが、熱海駅から徒歩で会場に向かう場合、約12分ほどの距離があり、下り坂もあるので歩きづらさを感じるかもしれません。
また、観覧する場所も砂浜で足を取られやすいので、注意しておきましょう。
都内から日帰りでも見にいける?
熱海は都内からのアクセスも良いので、十分日帰りでも楽しめます! 早めに行って、花火大会までに周辺を観光するのがおすすめです。
熱海は公共交通が豊富で、観光スポット同士の距離も近いので、バスですぐに移動できて短い時間でも楽しめます!
また夏季の3日間には、JR東日本から特急「熱海海上花火大会号」が運転されます。
花火大会の前後で東京から熱海までを往復する電車なので、花火の時間にあわせて行きたい! という方におすすめ。
詳細はこちら。
お祭りのような出店もあるの?
熱海海上花火大会では、地元の商店街の方を中心とした屋台の出店があります。
花火を見る前に食べ歩きを楽しみたいという方は、早めに訪問するのがおすすめです。
また、日によってはイベントも開催されているので、気になる方は訪問前にチェックしておきましょう。
花火開催日に行われるイベント情報
「熱海で遊ぼ花火で遊ぼ!ビヤガーデン‼」
夏季の熱海会場花火大会の開催日にあわせて、親水公園イベント広場で開催されています。
地元の商店街が中心となって開催しているこのイベントでは、出店やアーティストによるライブが催されます。
※本年度の開催予定はまだ未定となっております。
海上花火大会だけじゃない!熱海市内の花火大会
熱海の花火大会は、なにも海上花火大会だけではありません! 市内の他の温泉地でも、花火大会は実施されています。
※今年度の開催情報はまだ未定となっており、以下は昨年度の情報です。公式HPの情報にあわせて本記事の内容も更新いたします。
・伊豆山(伊豆山海岸にて):7/28(日)20:20~20:35 ・ 8/3(土)20:20~20:45
・伊豆多賀(多賀湾にて):8/12(月振休)20:20~20:40
・網代(網代湾にて):8/16(金)20:30~20:50
熱海市以外の花火大会情報はこちら!
■熱海は1泊2日がオススメ!市内のホテル・温泉宿に泊まろう
熱海は温泉地です。湯量が豊富なため、源泉かけ流しの温泉を楽しめます。
市内にある大半の源泉は肌に優しい弱アルカリ性のため、湯のあたりはやわらかく美肌効果も期待できる温泉です。ぜひチェックしてみてくださいね!
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