「IZU HACK」編集部員のNが、真剣試し斬りを体験!
こんにちは! IZU HACK編集部のNです。
今回は伊豆の高級旅館「坐漁荘」さんに来ています!
先日ご紹介させていただいたこちらの記事(特別企画『日本刀祭』)のイベントを実際に体験してきました。
まずは、袴姿にお着替えします。
お宿に着いて、受付を済ませると、すでに何組かのお客様が。
案内されたのはお宿の一室。
こちらで袴姿に着替えます。もちろん、そこはプロの方にしっかりと着付けてもらいます!!
漆黒の袴に着替えると背筋もピシッとしますね。
ますます期待が高まります!!
身なりを整え、いざ体験会場へ
広い畳敷きのお部屋には、金屏風の前には蝋燭が灯され、荘厳かつ幻想的な雰囲気です。
そこで今日の先生となる、「翡翠会 大師範 海渡会長」が登場。
大師範の他にも2名の先生がいらっしゃり、まずは模範演武が行われます。
間近で見る演武はとても華麗で、「武士の魂」を感じました。
すごかったのは手元。刀以外は一切ぶれることなく、体幹がしっかり整っていました。
ひとつひとつの所作は、とても言葉で伝えきれるようなものではないのですが、細部まで行き届いていて、先生達の眼差しから凄みが伝わってきます。
いざ抜刀体験!!
まずは一列に並んで、礼。
礼にもいろんな種類があることや、どうすればきちんとした礼ができるのかを教えてくださいます。
なかなか習う機会のないことですが、子供にも教えてあげたいな、と思う日本の心に通じるものがありました。
その後、模擬刀を持って、いざ!!
と思ったのですが、この模擬刀が以外に重い。。。
実際の刀はもっと重いと聞き、一抹の不安がよぎります。。。
また大事なのが「居合腰(いあいごし)」。
右足を一歩前に出し、腰を落とす抜刀での基本姿勢。重心を落とすことでしっかりと身体を支えることで、体のぐらつきを防ぎ、またひとつひとつの動作の終わりを止めるためにも大事なことなのです。
しかしマラソン5kmが限界の私。早くも脚が悲鳴を上げ始めています。。。
でも血振り(刀についた血を払う動作)までを通しでやってみると、かちゃっという効果音を頭の中で再生するくらい、自分が時代劇の主人公かと思え、かなりテンションがあがりました。
いよいよ真剣を体験します!
模擬刀よりもずっしりと重い真剣を持ち、巻藁(まきわら)に相対すると、より一層心が引き締まります。
居合腰から刀を構えると、静まり返った空気に満たされます。
刀を振り下ろすと、ぐさっという音。そうなんです。刀が刺さったまま途中で終わってしまいました。
大師範から「おしい。袈裟斬りだからもっと勢いをつけて斜めにふりおろすんだよ」と優しいご指導をいただき、もう一度振りかぶり、今度はスパッと!!!!
なんという爽快感!
1回目はうまく斬ろうとする邪念があったのと、刀の刃がうまく真っ直ぐでなかったので、めり込んでしまったのですね。
昔の武士にとってはまさに真剣勝負!
気の緩みがあってはならないんですね。
今回の体験を通じ、刀と向き合うことで自分自身と向き合えた気がします。
ひとつひとつの所作に神経を研ぎ澄まし、身体の隅々まで気を配ることは、礼節を重んじる武士道の一端を垣間見た気がする、そんな背筋の伸びる爽やかな一日になりました。
「坐漁荘」ってどんなところ?
坐漁荘は、「日本と親しむ情緒に憩う」をコンセプトに半世紀を超える歴史を持つ老舗旅館。
客室も高級な温水プール付きのヴィラタイプから、リーズナブルな和室など様々なタイプが揃っています。
併設されている「刀剣ギャラリー」では、人間国宝が手掛けた日本刀や製作されてから約800余年もの刀などを多数展示されており、オーナーこだわりの逸品を拝見することができます。
予約が必要ですが、案内係の解説とともに鑑賞したり、刀剣の油を塗り替えるお手入れを見学することもできるので、ぜひギャラリーの名にもなっている『義の心』を感じてみてくださいね。
■基本情報
【施設名】伊豆・伊東浮山温泉温泉「ABBA RESORTS IZU-坐漁荘」
【住所】〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1741
【TEL】0557-53-1170
【FAX】0557-53-1171
【公式ページ】ABBA RESORTS IZU-坐漁荘
伊東温泉で日頃の疲れをリフレッシュ!
今回はご紹介した坐漁荘がある伊東市には、豊富な湯量を誇る伊東温泉があります。源泉かけ流しを行う旅館・ホテルも多く、温泉でゆっくり過ごしたい方にオススメのエリアです。ぜひほかの宿もチェックしてみてください!
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