天下の奇祭「どんつく祭」が4年ぶりの復活!
2023年9月30日(土)稲取温泉で天下の奇祭「どんつく祭」が4年ぶりに開催されます。
翌日10月1日(日)には、「どんつくフードフェス」も開催され、両日ともに夜には花火の打ち上げも予定されています。
どんつく祭の歴史
稲取の素盞鳴(すさのお)神社の例大祭では、その年に成人する男性が「お面さん」と呼ばれる赤色と青色の天狗面をかぶり、男性器を模した棒で住民を突きながら民家を巡る儀礼があり、突かれた人は夫婦和合や子孫繁栄、無病息災にご利益があるとされていました。
この祭典内の一部を観光祭としてクローズアップし、男性器をかたどった「ご神木」をみこしに乗せ、会場を練り歩く同祭。
ご神木はサイズが複数あり、最も大きいご神木は祭どんつく50周年を記念して昨年作られた物で、なんと長さ4.2m、直径80cm、総重量2.2t!
その珍しさからどんつく祭は「奇祭」として話題を集め、祭りには地元住民のほか、国内外からも祭り見物に訪れるほど。
一方、参加者の減少やイベントの担い手減少、御神体の特徴から来るクレームや、宣伝広告などが行いづらい課題もあり、観光協会をはじめとする祭り関係者は2018年で休止することを決定しました。
4年の沈黙を破り待望の復活
一方、来場者からは祭り存続を求める声が相次いでいました。
新型コロナウィルス感染症も5類感染症移行したこともあり、これを機に街を盛り上げるため、実行委員会が立ち上がり復活に向けて動き始めたのです。
実行委員会や稲取温泉旅館協同組合を中心に企画を練りあげ、結果として観光庁「インバウンドの地方誘客や消費拡大に向けた観光コンテンツ造成支援事業」の採択が決定し、2023年9月30日に待望の復活を遂げることなりました。
イベント詳細
イベント名:第54回 どんつく祭
日程・内容:
【2023年9月30日(土)】
16:00~ 出店開始
19:00~ イベント開始
20:40~ 打ち上げ花火開始
【2023年10月1日(日)】
11:00~ どんつくフードフェス開始
20:40~ 打ち上げ花火開始
※御輿の練り歩きやどん太鼓の演奏はありません。
会場:伊豆稲取温泉場どんつく祭特設会場
住所:静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1596-1
問い合わせ先(電話番号):稲取温泉旅館協同組合(0557-95-2901)
どんつく祭を見に稲取温泉へ行こう!
どんつく祭が開催される稲取温泉は、もともと良港で知られた稲取港で賑わう町だけに海の幸が豊富。
中でも、「稲取キンメ」とブランド化されている金目鯛の料理は欠かせません!
客室から花火が見られる宿もあるので、どんつく祭の日は稲取温泉へ行ってみてはいかがでしょうか。