熱川温泉の夜はロマンチック?
熱海から伊豆急行線でおよそ50分、東松島町にある「熱川温泉(あたがわおんせん)」。
最寄り駅の改札口を出れば、そこはすでに温泉街。
駅の隣に建つ温泉やぐらからは、モクモクと白い湯けむりが立ち上っています。
熱川温泉の名物「熱川温泉キャンドルナイト」
そんな熱川温泉では、各月(8月、12月~2月を除く)の3,4週目の土曜日、20時から「熱川温泉キャンドルナイト」を開催。
写真の通り海岸沿いの遊歩道にキャンドルが並び、光の道となってロマンチックな空間を演出しています。
<2021年開催スケジュール>
2021年2月19日現在、開催未定
熱川キャンドルナイトってどんな感じ?
キャンドルナイトの会場は、駅から徒歩10分ほどの場所にある熱川海岸遊歩道。隣にはビーチが広がっています。
道の両脇にはロウソクの灯りが等間隔で配置されており、幻想的な光の道へと誘ってくれます。
夜の波音に耳を傾けながら、手をつないで恋人と夜の散歩……なんともロマンチックですね。

月と夜の海とキャンドルの共演も必見です。
ビーチに現れた光の一本道。
こちらは海岸沿いにある「熱川ほっとぱぁ~く」。場内には、無料で浸かれる足湯(19時まで)もあります。
ハート型に並んだキャンドルは、写真映え確実。
キャンドルの数はおよそ2,000個、しかもすべて手作りなんだそうですよ。
熱川温泉キャンドルナイトを作っている人々
伊豆の魅力を、地元で働く人々が語るWEBマガジン「いずみーる」に掲載されている熱川観光協会職員のインタビュー記事では、キャンドルナイト開催にあたる裏事情が語られていました。
お客様の満足度を高める、ロマンチックで壮大なキャンドルナイトをしたい。しかし、ロウソクと、ロウソクの入れ物を普通に購入したら予算が断然足りません。
どうしたらキャンドルナイトを限られた予算の中で始められるか。これを当時の協会長を中心に知恵を出し合いました。(出典:いずみーる)
費用の負担が大きいキャンドルの入れ物をあペットボトルで代用し、ビーチの砂でろうそくを固定するアイデアが提案され、なんとか予算面はクリアできたそうです。
ですがキャンドルナイトを開催するのは、宿泊客の多い週末。肝心のキャンドルを製作・設置する人手不足問題が浮上します。
あとは、キャンドルを設置する人員です。なるべくお客様が多い、土曜日を開催日として考えておりました。
宿泊施設や飲食店は当然稼ぎ時。人の手配に頭を悩ませることが目に見えておりました。(出典:いずみーる)
しかしここで、良い意味で想定外の事態が起こります。社員は出せないからと、宿泊施設のオーナー自らキャンドルナイトの手伝いを申し出でくれたそうです。
午前10時くらいにペットボトルへの砂入れとロウソク入れ、完成したものを軽トラに。午後6時に海外沿いにキャンドルの設置。午後9時にキャンドルの撤収。
あの頑固な社長が作業着で軽トラを運転してくれているのは違和感がありますが、どこか微笑ましいです。(出典:いずみーる)
熱川温泉へ足を運んでくれたお客様に感動してもらいたい、その想いに役職も立場も関係ありません。
地元の人々が一丸となって作り上げた熱川キャンドルナイトは、きっと訪れる人々の心を動かす感動を与えてくれるかもしれませんね。
■熱川温泉で1日ゆっくり過ごそう
湯煙をあげる温泉櫓が建ち、古きよき温泉情緒が漂う熱川温泉。数ヵ所ある足湯や、源泉でつくり温泉卵、夜から営業する昭和レトロな遊技場など、ノスタルジックな雰囲気が魅力の温泉街です。
ぜひ1泊して、熱川温泉の夜も楽しみましょう!
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熱川キャンドルナイトで1日を締めくくろう
熱川温泉の名物「キャンドルナイト」。海岸沿いの遊歩道というロマンチックなロケーションは、魅力的ですよね。
足元の光に目を奪われがちですが、ふと顔を上げれば光輝く月や星空もみられるかも。ぜひ伊豆熱川温泉でロマンチックな夜を過ごしてみませんか?