【伊豆半島ジオパークとは?】観光におすすめ10のジオサイトも紹介

伊豆半島ジオパークとは一体何なのでしょうか?今回はジオパークに関する豆知識をわかりやすく解説。さらに伊豆半島ジオパークの中で、特に見どころとされている「ジオサイト」を10カ所に厳選して紹介。アクセス・観光要素・絶景度の三段階で評価しました!


アイキャッチ出典画像:PIXTA

伊豆半島ジオパークってなに??

大室山 絶景と遊歩道
ジオサイト大室山山頂からの景色。
そもそも「ジオパーク」とは、一体何なんでしょうか。日本ジオパークの公式ページによると……

地球・大地(ジオ:Geo)」と「公園(パーク:Park)」とを組み合わせた言葉で、「大地の公園」を意味し、地球(ジオ)を学び、丸ごと楽しむことができる場所をいいます。
(出典:日本ジオパーク

ようは、地球の活動(噴火など)の痕跡がみられる場所を「ジオパーク」と呼ぶみたいです。そして伊豆半島は、「日本ジオパーク」に認定されています。

伊豆半島って実は……

伊豆半島の夕焼け
金魚の形をした静岡県、その尾ひれの部分に当たる伊豆半島。今では日本列島の一部ですが、元々は遠い海に浮かぶ火山島だったのをご存知でしたか?
日本地図
なんと大昔は、硫黄島付近にあったとされる伊豆半島。そこから、気の遠くなるような長い時をかけてプレートと共に北上し、日本列島に衝突したのがおよそ60万年前の話。そして現在のような半島になりました。

なので、今この瞬間も伊豆半島がのっているフィリピン海プレートは動き続けており、本州にめり込んでいるのです。
河津七滝 (2)
そんな伊豆半島には、本州ではお目にかかれない貴重な自然が数多くあります。そういった資産を守り、活用することで伊豆半島を盛り上げていこう!というのが伊豆半島ジオパークなのです。

2011年に自治体や県、大学や企業などと協力して「伊豆半島ジオパーク推進協議会」が設立。その翌年には「日本ジオパークネットワーク」への加盟が認められました。

世界ジオパーク認定を目指して

伊豆のジオサイト
ジオパークは、世界基準の「ユネスコ世界ジオパーク」と、日本ジオパーク委員会が認定した「日本ジオパーク」があります。ユネスコ世界ジオパークには、長崎の島原半島や、熊本県の阿蘇山など計8地域が指定されています。

一方で、「日本ジオパーク」は43地域も。当然、世界基準はハードルが高いわけです。もちろん「伊豆半島ジオパーク」は、世界ジオパークへの認定を目指しています。これからですね!

伊豆半島ジオパークの見所「ジオサイト」10選!

「ジオパーク」の中でもメインの見所となる場所を「ジオサイト」と呼びます。伊豆半島ジオパークには、かなりの数のジオサイトがあるので、今回はアクセスの良さ、景色の美しさ、観光要素がある「ジオサイト」を10カ所に絞ってご紹介します。

①東伊豆エリアのジオサイト【大室山】

雪化粧をした大室山
撮影:編集部
伊東市にある大室山(おおむろやま)は、国の天然記念物。山頂にはすり鉢状の火口跡があり、人目で火山だとわかる山です。山頂を1周できる遊歩道が整備されており、天気が良ければ富士山や海に浮かぶ伊豆大島が見られます!

大室山 リフト山頂駅からの景色
撮影:編集部
山頂まではロープウェイでのみ行くことができます(往復500円)。※登山は禁止されています。近くには元祖カピバラの露天風呂で有名な「伊豆シャボテン動物公園」などもありますよ!
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アクセス:★★★
景色:★★★
観光度:★★★
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【アクセス・料金】
所在地:〒413-0231 静岡県伊東市富戸
ロープウェイ営業時間:
【3/6~3/15】9:00~16:45
【3/16~9/30】9:00~17:15
【10/1~3/5】9:00~16:15
【元旦】5:40~16:15
ロープウェイ料金:往復500円
アクセス:
『伊東駅』もしくは『伊豆高原』から東海バス「シャボテン公園行き」に乗車、終点下車。
▼大室山の詳細はこちら!


②東伊豆エリアのジオサイト【城ケ崎海岸・門脇橋】

城ケ崎海岸
撮影:編集部
 大室山から車で30分ほどで行ける、城ヶ崎海岸(じょうがさきかいがん)。およそ4000年前、大室山が噴火した際に溶岩が海に流れ出し、その溶岩が冷え固まったことで形成された海岸です。
城ケ崎海岸 吊り橋
撮影:編集部
そんな城ケ崎海岸のメインとなるのが、門脇橋(かどわきばし)。断崖絶壁にかかっている橋で、長さは48m、高さは23m、真下は荒立つ海!スリル満点です。
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アクセス:★★☆
景色:★★★
観光度:★★☆
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【アクセス・料金】
所在地:〒413-0231 静岡県伊東市富戸
料金:なし
駐車場:「門脇駐車場」(1日500円)
アクセス:
『伊豆高原駅』から東海バス「海洋公園行き」でおよそ10分。もしくは『伊東駅』から東海バス「海洋公園行き」でおよそ40分
▼城ケ崎海岸の詳細はこちら!

③東伊豆エリアのジオサイト【河津七滝・釜滝】

河津七滝 釜滝
釜滝(かまだる)は、「河津桜」で有名な河津町にある七つの滝の1つ。この釜滝では、およそ2万5千年前に噴火した溶岩が冷えて固まってできた地層、柱状節理(ちゅうじょうせつり)がよく見られるスポットです。主に六角形や五角形の割れ目で、福井県にある東尋坊が有名ですね。
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アクセス:★★☆
景色:★★☆
観光度:★★☆
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【アクセス・料金】
所在地:〒413-0501 静岡県賀茂郡河津町梨本
料金:なし
<電車・バス>
伊豆急行線『河津駅』下車、修善寺方面行きバスに乗車、「水垂」下車で徒歩すぐ。
<車・バイク>
東京方面……東名沼津I.C(1時間20分)
大阪方面……東名沼津I.C(5時間20分)
駐車場:
七滝観光センター無料駐車場
水垂バス停下無料駐車場
▼河津七滝の詳細はこちら!

④南伊豆エリアのジオサイト【龍宮窟】

龍宮窟のプライベートビーチ
出典:PIXTA
龍宮窟(りゅうぐうくつ)は、海岸に打ちつける波によって崖のもろい部分が削られできた「海食洞(かいしょくどう)」と呼ばれるもの。その洞窟の天井の一部が崩れ、直径50メートルほどの天窓ができました。写真は洞窟の中から見上げた天窓。
ハートの形の竜宮窟
天窓は上からも覗くことができ、内部がハート型に見えることから、恋愛成就の力があるパワースポットとして有名になりました。
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アクセス:★★★
景色:★★★
観光度:★☆☆
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【アクセス・料金】
所在地:〒415-0029 静岡県下田市田牛696−1
料金:なし
駐車場:有り(無料)
アクセス:『伊豆急下田駅』からバス「田牛行き」に乗車、『前の浜』下車徒歩3分。
▼龍宮窟の詳細はこちら!

⑤南伊豆エリアのジオサイト【入間千畳敷】

南伊豆の千畳敷
出典:flickr yoppy
伊豆の秘境とも言われる入間千畳敷(いるませんじょうじき)。アクセスは入間港から徒歩40分とアクセスが悪く、入間港までのは『下田駅』からバス、もしくは車以外ありません。
海底に降り積もった火山灰や軽石からなる、白く美しい地層が広がっています。イメージ的にはグランドキャニオンです。
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アクセス:★☆☆
景色:★★★
観光度:★☆☆
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【アクセス・料金】
所在地:〒415-0312 静岡県賀茂郡南伊豆町入間
料金:なし
駐車場:入間港に駐車場有り(無料※夏季のみ1,000円)
アクセス:
 『伊豆急下田駅』からバス「下賀茂方面行き」で25分。「下賀茂」下車、同バス「入間経由中木行き」に乗り換えて20分、「入間」下車、徒歩40分
▼南伊豆の観光スポット特集はこちら!

⑥南伊豆エリアのジオサイト【恵比須島】

恵比須島
恵比須島(えびすしま)は、須崎半島の先にある小さな無人島。下田市内から車・バスで約15分ほど、島へは橋が架かっているので徒歩で上陸できます!
恵比須島 (2)
小さな島で、遊歩道を歩いて1周しても10分ほど。ですが、干潮時に現れる千畳敷(平らに広がった磯)、軽石や火山灰によって作られた縞模様の崖などは、すべて遥か昔の海底火山の名残がみられる貴重なジオサイトなのです。

また、透明度の高い海に囲まれている恵比須島は、シュノーケルスポットとしても人気です。※なお、去年の台風による被害で、2018年1月15日時点では通行禁止が続いています。詳しくは下田市観光協会のホームページをご確認ください。
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アクセス:★★☆
景色:★★★
観光度:★☆☆
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【アクセス・料金】
所在地:〒415-0014 静岡県下田市 須崎
料金:なし
駐車場:有(ただし小規模)近くに有料駐車場あり(1日1,000円)
アクセス:『伊豆急下田駅』よりバス「須崎海岸行き」に乗車、『須崎海岸』下車、徒歩5分

⑦西伊豆エリアのジオサイト【土肥金山】

土肥金山
出典:PIXTA
火山が生み出す地熱によって、伊豆ではさまざまな鉱石が作りだされました。土肥金山もその内の1つ。金鉱というと、新潟県佐渡島の金山が有名ですよね。土肥金山(トイキンザン)は、江戸~明治時代にかけて、佐渡金山に次ぐ生産量を誇ったと言われています。
昭和40年に廃坑になり、今では伊豆を代表する観光スポットに。中でも砂金採りを体験できるコーナーが子供から大人まで大人気!(有料)
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アクセス:★★☆
景色:★☆☆
観光度:★★★
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【アクセス・料金】
所在地:〒410-3302 静岡県伊豆市土肥2726
営業時間: 9:00~17:00
料金:大人(中学生以上)860円、子供(小学生・幼児)430円
駐車場:「土肥金山駐車場」
アクセス:伊豆箱根鉄道『修善寺駅』から東海バス「松崎行き」に乗車、『土肥金山』下車

▼土肥金山の詳細はこちら!

⑧西伊豆エリアのジオサイト【黄金崎】

黄金崎
西伊豆エリアを代表する景勝地、黄金崎(こがねさき)。夕日を浴びた岩肌が黄金色に輝くことから、その名がつけられました。黄金色に染まるのも、実は火山が生み出す温泉水によって岩が変質したためなんだとか。

岬全体が公園になっており、遊歩道、展望台などが整備されています。岬の入口にあるガラス美術館「黄金崎クリスタルパーク」も必見です!
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アクセス:★☆☆
景色:★★★
観光度:★★★
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【アクセス・料金】
所在地:〒410-3501 西伊豆町宇久須黄金崎
料金:なし
駐車場:有リ(120台)
アクセス:
『下田駅』より東海バス「堂ヶ島」行き(約60分)、堂ヶ島にて「修善寺」行き乗り換え(約20分)、「黄金崎クリスタルパーク」下車で徒歩15分
『三島駅』より伊豆箱根鉄道逗子線『修善寺駅』下車、東海バス「松崎」行き(約75分)、「黄金崎クリスタルパーク」下車で徒歩15分
▼西伊豆を代表する夕日スポットはこちら

⑨西伊豆エリアのジオサイト【石部の棚田】

伊豆 棚田
出典:PIXTA
石部の棚田(いしぶのたなだ)は、伊豆半島の西側にある松崎町にあります。眼下には青々しい駿河湾、そして晴れた日には富士山を望める絶景スポットとしても有名です。

この棚田は、およそ140万年前の噴火により生まれたもの。火山噴出物の割れ目や隙間に蓄えられた地下水が沸き出し、この棚田の水源となっています。また、期間限定で写真のようなライトアップが行われたります。
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アクセス:★☆☆
景色:★★★
観光度:★☆☆
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【アクセス・料金】
所在地:〒410-3616 静岡県賀茂郡松崎町石部
料金:なし
駐車場:「棚田見学者用駐車場」「展望台駐車場」有り
アクセス:
『下田駅』から東海バス「松崎行き」または「堂ヶ島行きバサラ峠経由」に乗車(約50分)、『松崎』下車。
『松崎』から東海バス「雲見入谷行き」に乗車(約15分)、『石部温泉』下車、徒歩41分

➉中伊豆エリアのジオサイト【葛城山・伊豆の国パノラマパーク】

伊豆の国パノラマパーク 山頂
出典:PIXTA
伊豆の国市にある、標高452mの葛城山(かつらぎさん)。実はこの山、地下深くを通るマグマの通道が、地殻変動などで隆起し地表に姿を現した「火山の根」と呼ばれるものの1つなんです。

山頂は「伊豆の国パノラマパーク」と呼ばれる観光スポットになっており、登山もしくはロープウェイで上ることができます。山頂にあるテラスからは、伊豆の国市と富士山の絶景が見られますよ!
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アクセス:★★★
景色:★★★
観光度:★★☆
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【アクセス・料金】
所在地: 〒410-2211 静岡県伊豆の国市長岡260-1
ロープウェイ営業時間:
【2/16~10/15】9:00~17:10
【10/16~2/15】9:00~16:40
ロープウェイ料金(往復):大人(中学生以上)1,800円、子供(小学生)900円
駐車場:有り(200台)
アクセス:
伊豆箱根鉄道『伊豆長岡駅』下車、伊豆箱根バス「伊豆の国市役所」下車、徒歩1分
▼伊豆の国パノラマパークの詳細はこちら!

伊豆の大地をお菓子に!?「ジオ菓子」に注目!

ジオ菓子
撮影:編集部
「ジオ菓子」とは、伊豆の大地をお菓子にしたもの。釜滝で紹介した「柱状節理」をモチーフにしたお菓子など、見ても食べても楽しいものばかり!お土産の候補に、ぜひ「ジオ菓子」はいかが?

「ジオ菓子」が売っている場所は?

ジオ菓子販売場所
撮影:編集部
「ジオ菓子」を取り扱っているお店は、ジオガシ旅行団の公式ホームページから確認できます。またオンラインショップでの購入もできるので、買い忘れてしまった!という方はネットで。

伊豆半島に行けば「地球の成り立ち」がわかる!

伊豆半島
出典:pixabay
伊豆半島が、昔は南の島に浮かぶ火山島だったとは驚きですよね。本州にはない。伊豆ならではの自然や地形を、後世に伝え残すためにも「伊豆半島ジオパーク」は欠かせない存在に違いありません。
 

 

 

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