【稲取銀水荘の宿泊レポ】リニューアルした老舗旅館の新しいおもてなしとは?

稲取銀水莊は、東伊豆エリアにある日本屈指の老舗旅館。今回IZU HACK編集部は、リニューアルしたばかりの稲取銀水莊を宿泊レポート!新しく誕生した絶景ラウンジに露天風呂付きスイートルーム、夕朝食の内容まで。宿泊者目線で詳しくご紹介します。


アイキャッチ画像:IZU HACK編集部

稲取温泉のはじまりは「稲取銀水莊」から

海を臨む銀水莊
今回ご紹介する「稲取銀水莊」があるのは、静岡県の賀茂郡東伊豆町稲取 。稲取は青々しい相模湾に突き出た小さな岬に広がる港町で、金目鯛の水揚げ量は日本一を誇ります。他にも江戸時代から続く伝統行事「雛のつるし飾り」や”奇祭”で有名な「どんつく祭り」など、見どころは多々ありますが一番有名なのは稲取温泉です。

銀水莊 ひな壇
稲取銀水莊のラウンジに展示されているひな壇。およそ150年前のもので、地元の方からの寄付して頂いたそう。
今では温泉地の顔を持つ稲取ですが、昔は温泉宿がない平凡な漁師の町で、稲取銀水莊の前身である「金鵄館(きんしんかん)」も割烹旅館でした。それが昭和31年に温泉が噴出し、稲取銀水莊が第一号の温泉旅館となったのです。現在は「日本のホテル・旅館100選」に毎年上位にランクインしており、稲取銀水莊を目当てに国内外問わず多く宿泊客が稲取に足を運んできます。

そんな稲取温泉発祥の旅館「稲取銀水莊」ですが、昨年大規模なリニューアルをしました。古き良き文化を残しつつ、より宿泊客のニーズに応える形へ進化を遂げた稲取銀水莊を、今回は宿泊者目線でご紹介していきたいと思います。

まずは旅館の顔、玄関へ

銀水莊正面 まるで城郭を思わせる外観のテーマは「桃山時代を連想する古都の趣」。長い戦が急速に統一された時代で、雄大で豪華絢爛な文化が花開きました。

銀水莊と夕焼け 稲取銀水莊は海岸沿いに建っているので、正面には広大な相模湾が広がっています。撮影時はちょうど夕暮れ時でした。

銀水莊の玄関前 こちらは正面玄関です。稲取銀水莊までは、最寄りの伊豆稲取駅から無料の送迎バスが運行しています。

銀水莊 受付 入ってすぐ右手に、受付のフロントがあります。稲取の伝統「雛のつるし飾り」がお出迎え。

銀水莊 玄関 代表者が受付をしている間、広々としたラウンジでほっと一息。ソファの座り心地が良すぎて、立ち上がるのが難しそうです。

銀水莊の鯉 ラウンジを囲む堀の中では、色鮮やかな鯉たちが悠遊と泳いでいます。

鯉の餌やり 鯉の餌(100円)も販売されています。子供たちが大喜びで餌付けしてくれるそうで、鯉のサイズは大きめな気がします。

銀水莊 観光案内 またラウンジには観光案内所があります。「どこ観光しようかなぁ」と迷ったら、伊豆を熟知している案内人を訪ねてみましょう。

広大な海を臨む「展望ラウンジ」でのおもてなし

銀水莊リニューアルしたラウンジ 宿泊する部屋に荷物を置いた後、2017年冬にリニューアルされたばかりの展望ラウンジ「濤(しお)の音」へ案内していただきました。

銀水莊 ラウンジからの海景色 写真はFacebookから拝借させていただきましたが、そのままの光景です。大きな窓から見えるのは、どこまでも続く青い海に緑生い茂る海岸線。思わずため息が漏れてしまうほどの絶景が広がっています。

銀水莊の抹茶 そんなラウンジでいただくのは、抹茶とお菓子のおもてなし。実はこのお茶とお菓子、温泉に入るための前準備的な意味が含まれています。

入浴前の水分補給はもちろんですが、糖分をとることで血糖値をあげ、貧血や低血糖状態になるのを防いでくれる役割があるそうです。

銀水莊 おしぼりとお菓子と抹茶 お茶とお菓子、そして目の前に広がる壮大な絶景を眺めながら、心身共にリフレッシュさせてくれる……そんな場所です。ラウンジ「濤の音」は、客室関係なく宿泊者なら誰でも利用することができます。

銀水莊 夜のラウンジ ラウンジは夜も利用できます。夕食会場の手前にあるので、食後の休憩にも最適です。

オープンしたばかりの「スイートルーム」を紹介!

6階にはラウンジ「濤の音」の他に、7つの露天風呂付きスイートルームがグランドオープンしました。今回編集部がレポートするのは、まさにオープンほやほやの客室です。

銀水莊スイートルームへ入口 客室へ続く通路の入口はこのように扉が設けられており、宿泊者のみ中に入ることができます。さっそく扉を開けて、客室へ向かいましょう。

銀水莊 山吹 入口 今回編集部が宿泊したのは、コンセプト・スイート「山吹」というお部屋です。(2人部屋)

銀水莊 山吹 玄関 玄関は広々しています。入ってすぐ左手がトイレです。

銀水莊 山吹 手すり
玄関には手すりが付いているので、靴の脱ぎ履きに苦戦してしまう方も安心です。

銀水莊 トイレ 清潔感あふれるトイレ。人の気配を感知して、蓋も自動で開きます。

銀水莊 山吹全体像 こちらが客室の全体です。和洋室で、ツインベットルームとリビングの2部屋。2人部屋にしては充分すぎる広さです。滞在中は心ゆくままのんびり過ごして欲しいという想いから、どの客室に時計がありません。

銀水莊 昼間の山吹部屋 障子をあけると、飛び込んでくるのは広大な海!テンションが上がってしまうのは言うまでもありません。

リビングから露天風呂が見えます。お母さんは温泉に浸かりながら、リビングで遊ぶお子さんを見守る……なんて過ごし方もできそうです。もちろん窓にはカーテンをかけられます。

銀水莊 客室露天風呂 こちらが露天風呂です。大人一人が足を伸ばして、ゆっくり湯に浸かることができます。温泉は無色透明で、クセのある臭いもありません。敷地内にある源泉から引き揚げられた天然掛け流しの湯を独り占めできる、贅沢なお風呂です。
※温泉の泉質についてはこちら

銀水莊 星空 夜の露天風呂からは、満点の星空が……!温泉に浸かりながら天然のプラネタリウムを体験できるなんて、贅沢すぎる時間です。

銀水 客室露天風呂 シャワー
お風呂のすく傍にはシャワーが備えられています。

銀水莊 洗面台 こちらは洗面所。洗面台には椅子がついているので、座りながらのんびり髪を乾かせました。洗顔料や化粧水などのアメニティも、男女別々に揃っています。また浴衣(館内着)の他にも、バスローブがもありました。

銀水莊 襖の奥にあるベッドルーム 続いてはベットルームへ。リビングと一体になっていますが、襖で仕切れば寝室だけの空間になります。

銀水莊 寝室 主張しない落ち着きのある黄金色が、高級感を演出しています。ベッドの大きさは、大人が両手両足を広げても余裕があるくらいの広さ。

銀水莊 山吹からの景色
コンセプト・スイート「山吹」からの眺め。銀水莊の客室は全室オーシャンビュー。
スイートルームは、お風呂も含め部屋全体が広々としていました。また所々に手すりが付いていたり、段差のないバリアフリー設計になっているので、どの世代も安心して寛げそうなお部屋です。
▼新・展望露天風呂付「山吹」の予約プランはこちらから!
http://www.inatori-ginsuiso.jp/plan/0425/10000390/

2~4名向けのスイートルーム「朱砂(しゅしゅ)」も要チェック!

銀水莊 「朱砂(しゅしゅ」の部屋 コンセプト・スイートの他にも、2~4名様向けのラグジュアリー・スイート「朱砂(しゅしゅ」が新しく誕生しました。同じく展望露天風呂付きの客室です。記念日やお祝い事、たまの贅沢に利用してみたいお部屋ですね。
▼新・展望露天風呂付「朱砂」の予約プランはこちらから!
http://www.inatori-ginsuiso.jp/plan/0425/10000390/

宿泊者の口コミもチェック!

新しく誕生したスイートルームへ宿泊した方の声も覗いてみましょう。

今回は二人の初めての温泉旅行なのでちょっと奮発してお部屋に露天風呂付きのコースをえ選びました、部屋は想像以上に広くてビックリ!部屋の露天風呂もゆったりの広さで大満足!夕食の刺身は新鮮で大変おいしゅうございました、建物全体の清潔感もバッチリ、接客も大変親切で総合評価5重◎でした、ぜひまた行きたいと思います。(出典:じゃらん

とても楽しい、夫婦だけの小旅行でした。銀水荘の方々の気遣いに感謝いたします。夕食時の仲居さんの親切な応接態度は、とても爽やかでした。もちろん夕食は、きれいで、おいしく、お腹いっぱいになりました。
若女将の接客にも、やさしさ、思い遣りを感じました。温泉に入り、疲れをいやし、御馳走を食し、大満足でした。もう一度訪ねたい、銀水荘となりました。(出典:じゃらん

こちらの口コミにもあるように、部屋と露天風呂の広さは想像以上でした。また清潔面でも、部屋はもちろんのこと館内も隅々まで清掃が行き届いている印象を受けました。さすがは、日本のホテル・旅館100選」もてなし部門2位に君臨する旅館です。

夕食は”銀色の海”を臨む「ダイニング」へ

稲取銀水莊での食事は、創業から守り続けてきた「部屋食」が主流でした。しかし、2017年冬のリニューアルによって新しいおもてなしの形「ダイニング 銀の海」がオープン。プライベートを満喫したい方は部屋食を、食事と一緒に絶景を楽しむならダイニング、と好きな方を選べるようになりました。

ダイニング「銀の海」は、冒頭で紹介したラウンジの奥にあります。

銀水莊 ダイニング 入口 こちらはラウンジに入って、後ろを振り返った時の写真。行燈(あんどん)風のライトが日本らしい”和”を演出しています。

稲取銀水莊 ダイニング
ラウンジの先には、さらにだだっ広い空間がひろがっていました。こちらが食事処となるダイニング「銀の海」です。天井が高く、見上げると首がつりそうになるほど。また広大な海が写る大きな窓が、より開放感を演出してくれます。席の間隔も離れているので、大勢の人が集まるダイニングだけれどプライベート感もある、銀水莊ならではの”新しいおもてなし”です。

銀水莊 オープンキッチン オープンキッチンは、朝食時に活躍!自慢のシェフたちが、目の前で腕をふるってくれますよ。

銀の海 ドリンクバー こちらはドリンクバー。朝食時にオレンジジュースやコーヒーなどが並びます。

銀水莊 ダイニング1 食事の席から撮影したダイニング。空間を贅沢に使ったモダンな食事処です。

ダイニング「銀の海」の食事席

銀水莊 2人席 こちらは2人席。テーブルが広いので、「お皿が置けない」という事態は起こらないでしょう。

銀水莊 4人席 窓際の4人席。夜は真っ暗ですが、朝食時には真っ青な海が窓一面に広がっていました。

銀水莊ソファ席 こちらは最大6人掛けのソファ席。お互いの距離を近くで感じたい方はこちらへ。

銀の海 ダイニング6人席 こちらも最大6人席。襖で周囲を仕切られているので、部屋食とほぼ変わらないプライベート空間です。

伊勢海老に金目鯛!新鮮な魚介を使った「旬の会席料理」

伊豆の旬の恵みをふんだんに盛り込んだ料理が、テーブルを華やかに彩りました。

稲取の名産「金目鯛」はもちろん、伊勢海老、鮑、ささぜ、特産のニューサマーオレンジなど、海山の幸を思う存分満喫できます。

銀水莊の夕食 お雛さまをイメージした前菜。銀水莊の料理は、まず目で味わっていただくことから始まるそうです。料理が盛られている器一つにも、こだわりを感じます。
【前菜の内容】
鱈の白子ポン酢和え、油カマス西京焼き、かぶら寿司、子持ち鮎の甘露煮、甘エビの昆布締めこのこ掛け、小松菜のいくら大徳寺麩

銀水莊 伊勢海老 伊豆の海で育った新鮮な伊勢海老。お刺身は料理長セレクトなので、日によって変わります。

銀水莊 ビーフシチュー こちらは鰈(かれい)の西京焼きと、ビーフシチュー。会席でビーフシチュー?と疑問に思いましたが、銀水莊では昔から料理長こだわりの一品を出すのが伝統になっているんだとか。他にはクリームスープが有名で、世代を問わず「次回も食べたい!」という声が上がる絶品だそうです。

鮑のステーキ 貝をモチーフにしたお皿に盛られているのは、鮑(あわび)ステーキ。引き締まった身は柔らかく、けれど弾力があるので歯ごたえもあります。

銀水莊 金目鯛の煮付け 稲取の郷土料理ともいえる金目鯛の煮付。噛むたびに素材の甘みがしみ込んできます。

銀水莊 夕食 こちらは、叩き鰆(さわら)みぞれ和え。甘くてコッテリとした口の中を、爽やかにしてくれる味でした。

銀水莊の御飯 こちらはご飯と、蟹が入ったお味噌汁。お供には明太子と浅利の佃煮。

銀水莊デザート こちらが締めのデザート蕎麦茶プリンです。甘さは控えめなので、とても食べやすかったです。

全体的にみると品数は多いので、物足りないと感じることはありませんでした。1品1品の量は少なめなので、創意工夫された色んな味の料理を楽しめますよ。
※調理長・食材に関するこだわりはこちら

夕食の評判は?口コミをチェック!

お部屋から電車と海が見える事と、口コミの良さで選んだ旅館でしたが、なんといっても食事が最高でした!
特に、夕食は大変美味しく、工夫された料理に驚きと感激しながら楽しみました。この料理長さんの違うメニューの夕食を食べてみたいと思わせるくらい。
また、配膳をして下さった皆さん、どの方も接客が自然で素晴らしかったです。(出典:じゃらん

品数が多く、様々な味を味わえてお腹いっぱいになれるのは嬉しいですよね。食事の質はもちろんですが、配膳してくれる仲居さんなどスタッフ対応が素晴らしいという口コミが多数ありました。

朝食はこだわりがつまった「バイキング」!

朝食は夕食と同じダイニング「銀の海」でいただきます。バイキング形式で、和洋食どちらも楽しめますよ。金目鯛の煮付けはもちろん、昨晩は出なかった銀水莊の伝統クリームスープなど、シェフが腕によりをかけた約50品の食事が並びます。朝からかなり豪華です。

銀水莊シェフ ライブキッチンでは、熟練のシェフ達が「できたての食事」を目の前で振る舞ってくれます。プロの料理人による手さばきは見応えありますよ。

銀水莊 朝食 窓際席からは朝の相模湾が一望できます。目が一気に覚めるような青々しい色。絶景と一緒にいただく朝食は、美味しさ倍増です!
※朝食に関する詳しい情報はこちら

朝食の評判は?口コミをチェック!

朝食ブュッフェも美味しく品数多く、満足です。今回海を眺めながら…が目的でもあったので、待つ覚悟で窓際希望したら、窓際空いた時に呼びに来ていただきました。
格式高い旅館でしょうにスタッフのみなさん良い意味で堅苦しく無く居心地の良い滞在でした。(出典:じゃらん

銀水莊の朝食ビュッフェは品数が豊富です。新鮮な魚介料理、旬の野菜を使った料理、シェフが作るアツアツの食事……朝から贅沢な気分にさせてくれます。席も希望すれば、空いた時に呼びに来てくれるのは有り難いですよね。

帰る前に「おみやげ処」に寄ってみよう!

銀水莊のお土産屋さん チェックアウトする前に寄っておきたいのが、定番のおみやげ処。稲取名物「金目鯛」や東伊豆の特産「ニューサマーオレンジ」を使ったお菓子、温泉基礎の化粧水など、選び抜かれた伊豆の名産品が勢揃い。女将おすすめのセレクトショップコーナーも必見です。

稲取駅周辺には土産物屋の数が限られているほか、1カ所にこれだけの商品が集中している所はないといっても過言ではありません。ぜひ足を運んでみてください。また公式ホームページでは、「お土産物のランキング」が掲載されているので、お出かけする前にチェックしておくと良いですよ。
※売れている土産物が一目瞭然!お土産情報はこちら

「朝市」では手に入りにくい名産品がズラリ!

銀水莊 朝市 おみやげ処のすぐそばで、朝7時から「朝市」が開かれています。稲取の有名な干物屋さんが直接販売しているので、味もおすみつき!ブランド魚である「稲取キンメ」のみそ漬けも、お手頃価格で購入することができました。あっという間に売り切れてしまうので、開店同時に行くのがおすすめです。

「稲取銀水莊」で贅沢な非日常を満喫しよう

銀水莊 部屋からの眺め 「日本のホテル・旅館100選」でも毎年上位に選ばれる老舗旅館、稲取銀水莊。創業当時は稲取の地名自体が知られていなかったこともあり、今日までの道のりはかなり険しいものだったそう。しかし、新鮮な魚介をふんだん使った絶品料理と、かゆいところまで手が届くきめ細やかなサービスなど”おもてなし”の質の高さが、宿泊者を通して全国に広まり、現在の地位を築き上げました。

昔から変わらぬ”おもてなし”はそのままで、新しい風として宿泊者全員が同じ感動を体験できるラウンジが誕生し、旅館での楽しみがまた1つ増えました。

「稲取銀水莊」の基本情報

所在地:
〒413-0411 静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1624-1
電話番号:
0557-95-2211 (代表)
アクセス:
こちらをご確認ください。
稲取銀水莊の公式HP:http://www.inatori-ginsuiso.jp/
姉妹館 堂ヶ島ニュー銀水の公式HP:http://www.dougashima-newginsui.jp/

銀水莊の看板
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