東伊豆町観光協会へ訪問!観光地のリアルな現状を聞いてみた

観光協会ってよく見たり聞いたりするけれど、一体どんな仕事をしているのか気になりませんか?今回IZU HACKは東伊豆町観光協会へ訪問・取材してきました。観光協会の仕事内容や、町が抱えている問題、今後の展望など。観光地のリアルをお伝えします。


アイキャッチ出典画像:IZUHACK編集部

東伊豆町ってどんなところ?

そもそも、東伊豆町ってどこにあるの?という話ですが、その名の通り伊豆半島の東側にある海岸沿いの街です。

1つの町に6つの温泉郷がある

熱川温泉
伊豆といえば海!というのイメージが強いですが、実は国内有数の温泉地としても有名です。特に東伊豆町には、「熱川」「稲取」「北川」「大川」「片瀬」「白田」の6つの温泉地が集結しており、海沿いには旅館やホテルが軒を連ねています。

中でも「熱川」は町のいたるところから湯煙があがっており、温泉郷ならではの景観が広がっています。他にも無料の足湯や温泉たまごもあって、町を散策するのも楽しいところです。

金目鯛が絶品!

稲取キンメ 東伊豆町の稲取では、「稲取キンメ」と呼ばれる金目鯛が有名。1匹5000円以上で取引されることもあり、高級魚として知られています。他の地域よりも脂ののりが良く、煮付けやお刺身、しゃぶしゃぶなど様々な食べ方で楽しめます。伊豆にきたらぜひ「稲取キンメ」を食べるべし!
▼金目鯛を美味しく頂ける宿をご紹介!

雛のつるし飾り、発祥の地

稲取雛の館 また、稲取は「雛のつるし飾り発祥の地」として知られています。江戸時代から続く伝統工芸は、一度は見ておきたいところ。(1月下旬~3月下旬まで「雛のつるし飾りまつり」が開催されます)

他にも「熱川バナナワ二園」や「伊豆アニマルキングダム」など、小さな子供から大人まで楽しめる観光スポットも充実。後半では観光協会おすすめのスポットも紹介していますので、お見逃しなく!
▼雛のつるし飾りってどんなもの?詳しくはこちら

東伊豆町観光協会へ訪問してみました!

東伊豆観光協会
今回は、そんな東伊豆町を盛り上げるために日々奮闘している「東伊豆町観光協会」へ訪問させていただきました。

話をしてくださったのは、東伊豆町観光協会の事務局次長、前田陽司さん。「観光協会」とはそもそも何なのか?という所からお聞きしました!
-「東伊豆町観光協会」とはナニモノですか?

「東伊豆町観光協会は、北は大川温泉から北川、熱川、片瀬、白田、稲取の6つの温泉郷をまとめている観光協会です。

もちろん地域ごとに個々の観光協会があって、それぞれが自分の地域を盛り上げるためにイベントを開催したりしています。例えば大川だったら大川観光協会の事業で、大川を盛り上げるためにイベントをやっています。

なので、うちの観光協会はそういったものを皆さんでやりましょうって感じで、東伊豆町全体で何かを取り組むための動きや、町全体をPRしていく窓口となっています。

-各観光協会をまとめて、町全体で盛りあがていこう!というまとめ役なんですね。例えば、細野高原のすすき野原のイベントとかもその一環なんですか?

稲取細野を紹介する広告

出典:東伊豆観光協会Facebook(平成27年のもの)
伊豆稲取にある「細野高原」。辺り一面すすき野原が広がっており、高原からは相模湾・伊豆七島を一望できる絶景スポットとして知られている。

すすき野原に関しては、もともと稲取の観光協会から提案してきたものでした。しかし1つの地域だけでは、できる範囲がどうしても限られてしまうんですよね。だったら町全体で動いた方が、他の地域や行政、商工会、農協、漁協など色んな団体とも協力して「観光」として大きく盛り上げていける。そこで、東伊豆町観光協会の出番というわけです。

大川 蛍イベント

毎年6月に行われる「ほたる観賞の夕べ」。大川温泉の竹ケ沢公園で行われている。会場では「蛍観賞」の他「ちょうちんウォーク」や「ほたる市」で賑う。

蛍のイベントもそう。もともと大川がヒッソリとやっていたのですが、ホタルが見れる6月はゴールデンウイーク明けの閑散期で。しかも蛍は夜のイベントなので宿泊客も見込めますが、大川には宿泊施設が2~3件ほどしかありません。

だったら町全体で盛り上げていった方が良いですよね。熱川や稲取も巻き込んだら、宿泊施設も提供できますし。あとは隣市の伊東市などにも声をかけて協賛していただきました。要は1つの地域ではなく全体を巻き込んでいくのが、うちの観光協会の仕事ですね。

-東伊豆町が抱える課題とは?

東伊豆町は工業がなく、農家、漁業、観光業などが主な生業です。近年は働き口不足、後継者不足が問題となっています。当然、働き口が減っていく分、雇用も少なくなります。そして地元に雇用がないから、人材はどんどん外へ流出してしまう。なので地元の人口を増やすことが今後の課題の一つだと考えています。

-後継者不足で働き口が減る→雇用が減る→人材が外へ流出する、という悪循環が生まれているんですね。そんな負のサイクルを断ち切る案みたいなものはありますか?
東海バスの時刻表地元民の足、そして観光客を支える東海バスの時刻表。二次交通を整備するのも今後の課題。

他力本願ですけど、やはり力を持っている業者さんたちが伊豆に入ってくれて、盛り上げてくれるといいですよね。自分たちだけの力では、どうしてもやれる範囲に限りがありますので。

あとは、町並みや福利に力入れていきたいと考えています。人が住みやすい環境を整えて、地元に魅力を持たせる。そうすることで観光客はもちろん、地元の人も住み続けてくれます。その一環でもありますが、二次交通を整えるのも今後の課題ですね。伊豆は車社会なので観光客の足がないんです。構想は一応あるのですが、実現にはまだ遠いですね。

-東伊豆町を盛り上げるために「いま」行っていることは何ですか?
東伊豆町のパンフレット東伊豆町観光協会の入口には、観光スポットの案内やドライブマップ、開催イベントに関するパンフレットが並んでいる。

細野高原のすすき野原や大川温泉のホタルのように、ここでしか見れない、他には真似できないという伊豆の雄大な自然を活かした催しを企画しています。

あとは、行政や商工会、農協、漁協など、産業団体とも連携する動きをとっています。なので町全体としての協力体制は整っていますね。一カ月間行ったすすき野原のイベントも、産業団体の方々がボランティアとして手伝ってくださいました。決して観光協会だけでイベント運営しているわけではないんですよ。

-今後の東伊豆町観光協会の展望をお聞かせください。
稲取の街並み

やはり町並みをしっかり整備して受け入れ態勢を整えていくことが大事と考えます。今行っているPRやイベントをストップさせて、とまではいきませんけど。何年か計画にして、予算を町並み整備に使うぐらいの計画を考えていきたいと思います。

東伊豆観光協会イチオシの魅力スポット3選

「東伊豆町でここは絶対見ていってほしい!」という魅力的なスポットを、東伊豆町観光協会さんから3つ紹介して頂きました!

細野高原のすすきの原

細野高原
「伊豆稲取駅」から車で20分ほどの場所にある、細野高原。東京ドーム26個分という広大なすすき野原が広がっています。前方には青々しい相模湾と、天気が良い日には海に浮かぶ伊豆七島が見られるそう。まさに絶景スポットとはこのこと!朝日、日中、夜で見える景色が違ってくるのも魅力です……。

すすきが見頃を迎える10月上旬~11月上旬には「秋のすすきイベント」を開催。すすき野原を満喫するための様々な催しが開かれるみたいです。
稲取細野高原公式ホームページはこちら

ムーンロード

北川のムーンロード
ムーンロードとは、その名の通り「月の道」。満月の前後数日間、月が一層輝くその夜にムーンロードは海面に現れます。東伊豆町の海岸沿いであれば、どこからでも見れるそうです。中でもオススメなのが、北川温泉から見るムーンロード。鑑賞用の遊歩道やテラス席が整備されています。

またこのムーンロードですが、10秒間お祈りすると願いが叶うという言い伝えがあり、パワースポットとして注目されています。

東伊豆町の海


東伊豆町には、「熱川」と「稲取」2つの海水浴場があります。それぞれ特徴があり、熱川の海岸は砂浜で、波乗りや海水浴を楽しめるビーチ。一方、稲取は岩に囲まれた天然のプールのようになっており、磯遊びやシュノーケルで生き物観察ができます。

東伊豆町は地元が一体となって地域活性化に取り組んでいる

稲取漁港
東伊豆町では、観光協会だけでなく行政や商工会、農協、漁協など、地元の人々が協力して「観光」を軸に町を盛り上げていこうとする印象を受けました。

写真の稲取漁港も、これからイルミネーションスポットとして町全体が協力して作り上げていくそう。漁港を照らす灯りは、地元民の防犯として。観光客には新しい感動を与えてくれると思います。
▼稲取を観光するならここ!スポット特集

▼熱川温泉を満喫しよう!観光スポット特集

▼稲取の温泉旅館・ホテル特集


 

東伊豆町観光協会前
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